(株)信濃屋食品が千葉市美術館とコラボレート

July 20, 2012

オリジナル商品を数多く市場に排出し、そのクオリティの高さと、ユニークな発想から話題を提供し続ける(株)信濃屋食品が、またしても新しい試みを発表した。千葉市美術館とのコラボレーションによる美術品とウイスキーの融合だ。千葉市長、熊谷俊人氏に今回のボトルの贈呈式が行われると聞き、千葉市役所を訪れた。

(株)信濃屋食品がプライベートボトリングシリーズを市場に送り出している事は周知の通り。過去にはチェスシリーズやソロ セレクション(楽器シリーズ)などを販売し海外でも話題になった。このプライベートボトリングシリーズが5周年という節目を迎え、ラベルに日本における著名な画家である曾我蕭白の絵画を採用するという大きな企画を打ち出したのだ。

ジャパニーズウイスキーが世界的に注目を集めているなか、今回は昨年閉鎖された軽井沢蒸留所のカスクが2種販売される。第一弾の16年モノは販売発表から数日で予約分が完売となったものの、現在も国内外から問い合わせが相次いでおり、その対応に追われているのだという。

水墨美術のなかでも伊藤若冲と並んで紹介される事も多い曾我蕭白の絵画は、江戸時代には奇才の芸術家として人気があったのだが、ここ数十年でまた注目を集め、現代美術においても世界的な芸術家である横尾忠則氏の作品にも触発を与えている。今回ラベルに使用されたのは千葉市美術館所蔵の「獅子虎図屏風」で過日開催されていた美術展「蕭白ショック!!曾我蕭白と京の画家たち」でその圧倒的な存在感を来場者に与えた作品だ。昭和2年に建てられた旧川崎銀行の建物を現代の文化活動に対応できるスペースとして改修、新旧の建物が一体となりユニークな文化創造の場を提供している千葉市美術館に江戸時代の奇才の名作が所蔵されていたのは「ユニーク」という共通点があったからかもしれない。そして同じく「ユニーク」な発想を形にする(株)信濃屋食品が同美術館の所蔵作品に注目したのは自然の流れとも言うべきか。

このコラボレーションに伴い、今回のボトルが同美術館の運営に関わる千葉市を代表し、今話題の千葉市長、熊谷俊人氏に贈呈される運びとなったのだ。

熊谷氏は34歳という若さで市長に就任した事で話題になっただけではなく、Twitter上でも真摯に市民の声を受け政策に取り入れている姿勢に賛辞が集まっている。今回の(株)信濃屋食品の訪問に「よく千葉市美術館の所蔵品に目をつけてくださいました。千葉市では素晴らしい美術作品の所蔵があり、このコレクションが知られるのは嬉しい」と述べ「私もお酒が好きなので、今回の企画を聞き、楽しみにしていました」と(株)信濃屋食品 代表取締役社長 長井邦雄氏からウイスキーを受け取り、和やかな雰囲気で贈呈式が進行した。

実際の美術品のように是非とも二本揃えて眺めながら味わいたいところだが、先にも述べたように初回の16年モノは既に予約分は完売で、入手困難となっている。このコラボレーションの第二弾となる「軽井沢31年モノ」今年末ごろに発売予定だという。第一弾を入手出来なかった方は第二弾に期待いただきたい。“ユニーク”な縁を逃さないように。

 

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