Hot Whisky特集・2【バーで楽しむホットウイスキーカクテル】

February 3, 2014

凍える夜道を歩いてバーに向かいながら、「着いたらまず何を飲もうか」と考えてしまうのは酒飲みの常。この時期であればホットウイスキーカクテルで、まずは体を温めよう。WMJのおすすめをご紹介する。

ウイスキー好きであればあるほど、バーでウイスキーカクテルをオーダーすることは少ないのではないだろうか。
「ウイスキーはそのまま飲むのが一番美味しい」「バーでは新しいボトルや珍しいモルトをショットで飲むのが楽しいのだ!」…ウム、おっしゃる通り。しかしバーテンダーのひとひねりが加えられるカクテルも、バーならではの楽しみ。さらに冬こそ美味しいホットで、ウイスキーをベースにしたものであれば、お試しいただく価値があるというものではないだろうか。

WMJでは、「ウイスキー好きによるウイスキー好きのためのウイスキーカクテル」をご提案したい。今回はそのなかで、ホットウイスキーカクテルを4つほどご紹介しよう。レシピはあくまでご参考程度。苦手なものがなければ、バーテンダーにお任せしてそのお店の味を楽しもう。

① Hot Whisky Toddy(ホットウイスキートディ)
レシピ:
ウイスキー
レモン、オレンジなどの柑橘類のスライス
クローブ、シナモン、角砂糖

まずはホットウイスキーカクテルの定番。体を温めるスパイスとレモンの香りで癒される。甘いものが苦手でなければ、少量の砂糖を加えたほうがバランスが良いだろう。
ベースのウイスキーは何でも合うが、スパイスと相性の良いスコッチがお勧め。こちらはタリスカーやラフロイグなどのスモーキー、スパイシーなアイランズのシングルモルトも合う。バーボン樽熟成のものがベターだろう。

② Irish Coffee(アイリッシュコーヒー)
レシピ:
アイリッシュウイスキー
ホットコーヒー
クリーム
砂糖、ナツメグ、シナモンなど

こちらも有名なホットウイスキーカクテル。アイルランドの空港で乗客の暖を取るのに考案されたものだ。ベースはやはりアイリッシュウイスキー。ジェムソンやブッシュミルズなどのブレンデッドが基本だが、パンチが欲しければカネマラやレッドブレストもいい。
変化球としてバニラ香たっぷりのバーボンもお勧めだ。その場合はバーテンダーに誤解を受けないよう「邪道かもしれないけど、バーボンで」と伝えればOK。バーボンと言えばアメリカと、うっかり「アメリカンコーヒー」とオーダーしないように!

③ Hot Whisky Cow(ホット・ウイスキー・カウ)
レシピ:
ウイスキー
ホットミルク
砂糖、ナツメグ、シナモンなど

本来はラムでつくる「ホット・バタード・ラム・カウ」をアレンジしたもの。ダークラムをホットミルクで割ってバターを落とした濃厚なカクテルだが、こちらはあっさりとウイスキーの味わいを愉しもう。
ホットミルクなんてもう何年も飲んでない…という方もいらっしゃると思うので、ぜひ胃にも優しいこのカクテルをお試しいただきたい。バーを出る前の最後の1杯としても、家路につく体を長く温めてくれるだろう。
もう少し濃厚さやコクのあるものがお好きなら、バーに卵(卵黄)やアドヴォカート(エッグリキュール)があれば、ホットエッグノッグ風にしても美味しい。懐かしい「ミルクセーキ」のような、カスタードクリームのような味わいは、女性にもおすすめだ。

④ Hot Rusty Nail(ホット・ラスティ・ネイル)
レシピ:
ウイスキー
ドランブイ

お馴染みのウイスキーカクテルをホットで。氷の代わりにお湯を注げば完成だ。
ドランブイのハーブとヘザーハニーの香りが温まって際立ち、シンプルながらも複雑な味わいが楽しめる。ウイスキーは基本に沿ってスコッチのブレンデッド、今回は華やかなスペイサイドのクラガンモアをキーモルトとしたオールド・パーを使用。
ロックスタイルのレシピよりややドランブイを多めにした方がホット向きだが、甘すぎると感じたらレモンピールやオレンジスライスを添えても。

上記をご参考に、バーテンダーのこだわりやご自身のお好みに合ったホットカクテルを見つけ出していただければと思う。オリジナルのホットカクテルがある行きつけのバー、考えただけでも身も心も温まるのではないだろうか? まだ続く冬日の夜だけでなく、少し冷えるような春の宵まで長く楽しめるホットウイスキーカクテルを、あなたの選択肢に加えてみてはいかがだろう。皆さんのウイスキーの楽しみ方の幅が広がれば幸いである。

撮影協力 Bar ROTA (恵比寿)

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