WBA2012 ワールド・ビア・アワード2012結果発表

September 28, 2012

世界各地のビールの中から「世界一のビール」を決めるワールド・ビア・アワード(WBA)。
ワールド・ウイスキー・アワード(WWA)を開催する英国パラグラフ・パブリッシング社によるビールの世界的コンペティションだ。
4段階のステージにわたる厳しい審査の結果、今年の「世界最高峰ビール」が決定。本国との同時発表(英国時間28日14時)となった。

ワールド・ベスト・ビール
World’s Best Beer
デシューツ レッド・チェアーNWPA <アメリカ> 6.2%
Deschutes Red Chair NWPA

 

カテゴリー別受賞銘柄は以下の通り。

ワールド・ベスト・ダークビール
World’s Best Dark Beer
ヘット・アンカー ハウデン・カロルス・クラシック <ベルギー> 8.5%
Het Anker Gouden Carolus Classic

ワールド・ベスト・フレーバードビール
World’s Best Flavored Beer
TSAブリューイングカンパニー ダブル・エスプレッソ <スコットランド> 6%
TSA Brewing Co Double Espresso

ワールド・ベスト・ラガー
World’s Best Lager
ヴァルトハウス スペツィアール・ゴールド <ドイツ> 5.6%
Waldhaus  Spezial Gold

ワールド・ベスト・ペールエール 
World’s Best Pale Beer
デシューツ レッド・チェアーNWPA <アメリカ> 6.2%
Deschutes Red Chair NWPA

 

ワールド・ベスト・サワービール
World’s Best Sour Beer
モール・シュビット アウド・グーズ <ベルギー> 4.3%
Mort Subite Oude Gueuze

 

ワールド・ベスト・スペシャリティビール
World’s Best Specialty Beer
富士桜高原麦酒 ラオホ <日本> 5.5%
Fujizakura Rauch

 

ワールド・ベスト・スタウト&ポーター
World’s Best Stout & Porter
デシューツ ジ・アビス <アメリカ> 11%
Deschutes The Abyss

 

ワールド・ベスト・ウィートビール
World’s Best Wheat Beer
ヴァイヘンシュテファナー ヴィタス <ドイツ> 7.7%
Weihenstephaner  Vitus

 

この審査は全てブラインドで行われ、4段階のステージから構成される(右表参照)。
第1ステージでは各地域(アジア・ヨーロッパ・アメリカ)においてビアスタイル別に評価。そのなかで最も評価の高かったものがロンドンでの第2ステージへ進む。ここでは各地域のスタイル別で勝ち進んだ銘柄の中から「ワールド・ベスト・スタイル」を決定。
この各スタイルにおいての勝者の中から第3ステージにて「カテゴリー別ワールド・ベスト・ビール(前述の8銘柄)」が選ばれる。
そして第4ステージで最終的に全カテゴリーを通じて最も優れたビール、「ワールド・ベスト・ビール」が1銘柄のみ決定する。


また、今回「ワールド・ベスト・ラベル」も初めて開催。
こちらはビールのラベルデザインを競うもので、栄えある最初の世界一には
ル・トゥル・デュ・ディアブル シェーヴェ・タバルナック Le Trou Du Diable Schieve Tabarnak」が輝いた。

 

アジア地区からは「富士桜高原麦酒 ラオホ」がカテゴリー別の最高賞「ワールド・ベスト・スペシャリティビール」を受賞。富士桜高原麦酒はほかにも「富士桜高原麦酒 ヴァイツェン」が「ワールド・ベスト・バヴァリアン・ヘフェヴァイス」、また「富士桜高原麦酒 ピルス」はデザイン・アワードでの受賞となり、3つのタイトルを獲得した。

他にも日本からのエントリーでは「田沢湖ビール アルト」 が「ワールド・ベスト・アルトビール」、「那須高原ビール ナインテイルドフォックス2011」が「ワールド・ベスト・エクスペリメンタル」を勝ち取った。
強豪がひしめくカテゴリーでの受賞が揃い、日本のクラフトビールの底力の強さを証明した結果となった。

「ワールド・ビア・アワード」詳細はこちら

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