Tokyoインターナショナル・バーショー2012レポート

May 10, 2012

5月5・6日東京ミッドタウンにて「Tokyoインターナショナル・バーショー +ウイスキーライヴ2012」が開催された。

過去11回の歴史を誇る「ウイスキーライヴ」が世界各国で開催されている「バーショー」とコラボレーションして開催された。また、このコラボレーションは全世界でも初の試みとなった。

元々、バーとウイスキーは離す事の出来ない関係。このふたつの要素が合わさる事により、多様な相乗効果が生み出される事は開催前から予測できていたが、二日間のイベントに来場した人々は、その結果を目の当たりにしたに違いない。酒類業界一丸となっての大イベントは終始盛況を見せ、本年の来場者数は過去最多の8000名となった。

バーショーの名にふさわしく、リッツ・パリのバー・ヘミングウェイからコリン・フィールド氏、ロンドン・デュークホテルのデューク・バーからアレッサンドロ・パラッツィ氏、ニューヨークのペグ・クラブから後藤健太氏と世界トップクラスのバーにてチーフバーテンダーを務める超一流バーテンダーが来日した。さらにアジアの新進気鋭バーテンダーが台湾、シンガポール、韓国から来日し、ステージパフォーマンスや「スピークイージー・バー」にてカクテルを提供した。

日本のバーテンダー界からは、昨年誕生した2人の世界チャンピオンが登場。国際バーテンダー協会主催の世界カクテル大会で総合優勝した山田高史氏(横浜・バーノーブル)、ディアジオ・ワールドクラス2011において優勝した大竹学氏(渋谷・セルリアンタワー東急ホテル・ベロビスト)が、メインステージで夢の競演を果たし、さらには出展ブースでは、まさに目と鼻の距離で世界レベルの技術を披露した。

ウイスキーライヴにて例年好評を博しているプレミアムテイスティングは引き続き実施された。これは高額・希少なお酒を有料でテイスティングできるシステムで、各酒類メーカーがチャリティとしてボトルを提供し、バウチャーの全利益は寄付される。来場者の皆さんの温かい心遣いから多くの寄付金が集まった。

本年の寄付先は桃・柿育英会東日本大震災遺児育英基金認定NPO法人国際ボランティアセンター山形みどりの東北元気プログラム実行委員会の3団体。東日本大震災の震災孤児育英資金・地域雇用促進等に活用していただく。イベントの開催期間中にHideyuki Katsumata氏によって描かれた絵画も最終日に会場内でチャリティーオークションに出品され、20万円で落札された。この落札金額も合わせ、本年の寄付金総額は約190万円にのぼった。

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