WWA2015 日本地区代表ウイスキー決定!
ワールド・ウイスキー・アワード2015日本地区受賞ウイスキーが決定した。
英国ウイスキーマガジン(パラグラフ・パブリッシング社)が毎年実施しているワールド・ウイスキー・アワード(WWA)。WWA2015の日本地区受賞ウイスキーが発表となった。
今回日本地区では、1) 「シングルモルト」、2) 「ブレンデッドモルト」、3) 「ブレンデッド」、4) 「グレーン」の計4カテゴリーに対して、エントリー総数43銘柄。そのうち、最終のステージ3に進めるのはカテゴリーごとに1銘柄のみのため、審査は大変厳しいものとなった。
ステージ1は、カテゴリー内で熟成年数によって細分化されたサブカテゴリーごとに勝者を選出。ノーエイジ、12年以下、13~20年、21年以上と4つの部門に分かれ、まずはそれぞれの熟成年数の段階に沿った評価を行い、最も優れた1銘柄を選出するのである。
ステージ2は、サブカテゴリー勝者同士を競わせることにより、各カテゴリーにおいて日本を代表するウイスキーを決定する。熟成年数の長いものが高評価を得ると考えられがちではあるが、審査員は詳細を知らされていないため、純粋に全体のバランスから評価することとなる。
「グレーンウイスキー」は、サブカテゴリーの設定がない(年数による細分化が行われていない)ためステージ2から審査されている。
各カテゴリー内の年数別サブカテゴリーにてベストジャパニーズの称号を勝ち取った銘柄は以下の通り。
ベストジャパニーズ・シングルモルトウイスキー/山崎18年 (サントリースピリッツ株式会社)
ベストジャパニーズ・ブレンデッドモルトウイスキー/竹鶴17年 (ニッカウヰスキー株式会社)
ベストジャパニーズ・ブレンデッドウイスキー/響21年(サントリースピリッツ株式会社)
ベストジャパニーズ・グレーンウイスキー
/富士御殿場蒸溜所Blender’s Choice Single Grain Whisky (キリンビール株式会社)
上記赤字で表示され、「ベストジャパニーズ」の称号のついている4銘柄が日本代表として最終ステージであるステージ3へ進出し、カテゴリーごとに世界のウイスキーと戦うことになる。
ジャパニーズ・ウイスキーの健闘は目覚ましく、WWA開催以来8年連続でジャパニーズ・ウイスキーがワールド・ベストに輝いている。最終結果は3月19日(木・現地時間)、ロンドンウイスキーライヴの前日に発表される。
日本では20日(金)、現地からの速報が入り次第本サイトでもお伝えするので、ジャパニーズウイスキーの健闘を祈りつつ、楽しみにお待ちいただきたい。
WWAとは
ワールド・ウイスキー・アワード(WWA)は、ウイスキーマガジンの発行元であるパラグラフ・パブリッシング社(所在地:英国ノリッチ)が2001年から2年に一度開催してきた「ベスト・オブ・ザ・ベスト」が発展したもので、製造者及び所有元の明確なオフィシャルボトリングのみを対象としたウイスキーのコンペティションです。2007年よりWWAとして毎年実施されており、ベスト・オブ・ザ・ベストの時代より一貫して、ブラインドテイスティング(銘柄を伝えずに行うテイスティング方法)審査により受賞ウイスキーを決定しています。他に類を見ない、ウイスキーのみを対象としたコンペティションです。
WWAでは、3つのステージによる審査を経て、最終的にカテゴリーごとに世界最高峰ウイスキー「ワールド・ベスト」を決定します(例:ワールド・ベスト・シングルモルト)。