江井ヶ嶋酒造ウイスキー蒸溜所

June 4, 2013

【更新しました】 兵庫県明石の江井ヶ嶋酒造がウイスキー製造免許を取得したのは1919年。新たな蒸溜所が竣工したのは1984年。スコットランド地方の様式を取り入れた蒸溜所は小規模ながらモルト原酒のみに拘ったウイスキーづくりを行っている。

江井ケ嶋蒸溜所

蒸溜所ニュース(2013.6月

今期のウイスキー製造は、5月31日(金)~7月31日(水)の2ヶ月間。
6月10日より 限定品「ホワイトオークあかしシングルモルト15年」発売を開始した。この製品は、最初の12年半をスパニッシュオークのシェリー樽で熟成し、残りの2年半を『コナラ』と呼ばれるジャパニーズオークでフィニッシュをかけた原酒がボトリングされている。冷却濾過はせず、カラーリングも行われていない。世界限定795本のみの限定品。

元々は日本酒と焼酎の製造を行っていた同社だが、輸入ウイスキーの需要拡大に伴い地ウイスキーの製造に舵を切った。設備や製造方法は焼酎で培った技術を応用して最小限にとどめたため、ウイスキーという未知の領域へはまさに手探りでのスタートだった。

現在利用されているポットスチルやウォッシュバックは1984年に導入されたもの。後に熟成庫は別の建物へ移設されることになるが、当時は熟成を含めた製造のすべての過程が一つの建物に収まっているという蒸溜所としてはユニークなレイアウトを採用していた。当時の蒸留棟は1988年以降熟成庫として今なお使用されており、瀬戸内海の独特の気象条件がウイスキーの味わいに大きく影響を与えているという。

江井ヶ島酒造の製品名称は『ホワイトオーク』、そして『地ウイスキー』という名称を受け継いでいる。一時は輸入ウイスキーの酒税緩和により存亡の危機に追いやられたがどうにか生き残り、ジャパニーズウイスキーの人気に背中を押され息を吹き返した。ファン待望のシングルカスクの販売も徐々に再開しつつある。

 

【主な製品】
ホワイトオーク 地ウイスキーあかし(ブレンデッド)
ホワイトオーク あかし(シングルモルト)
ホワイトオーク シングルモルトあかし15年(限定品)

 

【蒸溜所所在地】
住所:〒674-0065 兵庫県明石市大久保町西島919
電話番号:078-946-1001(ガイドツアーのお申込)
営業時間:要確認
休業日:会社定休日( 土・日・祝日ほか)
ビジターセンター:
レストラン:

ウェブサイト

関連記事
ホワイトオーク 「あかし」

交通手段
最寄り駅:山陽電車 西江井ヶ島駅

東京駅 — 新幹線のぞみ 所要時間2:18→
京都 — 新幹線ひかり 所要時間0:40 →
西明石 ― タクシー 所要時間0:15→ 江井ヶ島蒸留所
所要時間 約3時間半
合計費用 約16,000円

 

【電車でお越しの場合】
●山陽電車 西江井ヶ島駅下車 南へ徒歩約7分

【お車でお越しの場合】
●第二神明道路 大久保I.Cより約6キロ、約15分

【駐車場収容台数】
要確認

 

詳細情報

蒸溜所所有者 江井ヶ嶋酒造株式会社
創業者 卜部 兵吉
創業年 1888年(明治21年)
蒸溜所設立年 1984年(昭和59年)
ポットスチルの数 2基
ウォッシュバックの数 4基
材質 ステンレス
熟成庫の数 1棟
ダンネージ式/ラック式 ラック式
蒸溜所面積 3,000㎡
従業員数 40名
ビジターセンター
見学の予約
英語でのツアー 不可
併設設備 ショップ
メーカーサイト www.ei-sake.jp/all/distillery.html

 

明石市近隣の旅行情報はこちらから(外部サイトへリンクします)

トリップアドバイザー
旅行口コミ情報

カテゴリ: Archive, 蒸溜所情報