ブルックラディ「ジム・マッキュワン　ウイスキー エクスペリエンス」開催

昨年に引き続き、「アイラの伝説の男」ジム・マッキュワン氏が来日。11月18日に開催されるブルックラディのテイスティングイベントをご紹介する。

昨年5つのニューリリースとともに来日し、ブルックラディ旋風を巻き起こしたジム・マッキュワン氏。今回のイベントは少人数制として、つくり手であるジム氏の言葉からその魅力を知り、じっくりと堪能していただきたいという趣旨で企画された。

まず、改めてジム・マッキュワン氏についてご紹介しよう。
アイラ島生まれのジム氏は1963年に見習いクーパーとして地元 ボウモア蒸溜所に入社。同蒸溜所のブレンダー、ザ・タノックサイド・ボンディング社（ボウモア所有の大型ブレンド施設）マネージャーを経て、ボウモア蒸溜所のマネージャーを12年間務める。
その間アンバサダーとして世界各国のウイスキーイベントに出席しディスティラー・オブ・ザ・イヤー（IWSC 1995、2000）、インダストリー・リーダー・オブ・ザ・イヤー（米国　1998）など数々の賞に輝く。
2000年よりブルックラディ蒸溜所再建のためにアイラ島に戻り、同蒸溜所の再建、独自のウイスキーづくりに力を注ぐ一方、アイラ島の産業発展・雇用促進にも貢献する。
昨年はウイスキーパーソナリティー・オブ・ザ・イヤーを受賞し、ウイスキー業界でのキャリア50周年を飾る。
ジム氏は自身のキャリアを振り返り、「ブルックラディでのこの12年間はジェットコースターのようだったが、この古い蒸溜所が復活を遂げ世界中で数々の賞を受賞し、アイラ島の人々を雇用しながらブルックラディ自体が熱狂的な現象になってきたことは一番の報いだ。私にとってはすでに50年に亘る旅となったが、アイラ島でこのチームのために明るい未来を見据え、夢を持って仕事を続けている」とコメントしている。

今回のイベントにおいて、そのジム氏からの詳細な説明とともに提供される試飲可能なアイテムは4種。
「ブルックラディ　スコティッシュ・バーレイ」と「同　アイラ・バーレイ」、「ポートシャーロット　スコティッシュ・バーレイ」、「オクトモア　スコティッシュ・バーレイ」である。これらはその名の通り、スコットランド産やアイラ島産の大麦を使用している。同蒸溜所のテロワール（土地や環境の個性を重視する）主義を体現したマルチヴィンテージアイテムだ。
「ブルックラディ」はノンピートで、こだわりのアイラ島内熟成による海風と大地からのエッセンスが感じられるエレガントなウイスキー。
「ポートシャーロット」は40ppmのヘビリーピーテッドモルトを使用しブルックラディのイメージを一新した、同蒸溜所のセカンドブランドである。さらに究極の167ppmという世界で最もピーティーなウイスキー「オクトモア」。それぞれ非常に個性的なボトルだ。
ブルックラディの全く異なるスタイルが一挙に楽しめ、裏話を交えつつ（？）ジム氏が説明してくれるとあれば、これは非常に価値がある。もちろん、プレゼンテーションの後にはジム氏とご来場の皆さんが交流できる時間も用意されているので、ぜひこの機会にブルックラディへの質問や感想を直接お伝えいただければと思う。

前回のイベントではジム氏のユーモアあふれる巧みな話術で、単なるウイスキーのテイスティング会とは一線を画す盛り上がりを見せた。今回はどんなトークが飛び出すか…？　アイラを愛する男たちが情熱を注ぎこんだウイスキーとともに、お楽しみいただけることと思う。ジム氏のトークの面白さは記者も体験済みなので、この貴重な機会を逃すことのないよう、自信を持ってお勧めさせていただきたい。

また、当日は会場内でボトルの即売会も行われる。テイスティングして気に入ったボトルがあれば購入して持ち帰ることができる…　しかもジム氏にその場でサインをしていただき、一緒に写真を撮ることも可能だろう。「アイラ島の伝説の男」のサインボトルはあなたのコレクションの中でもひときわ輝きを放つはずだ。

イベントの詳細は以下の通り。
募集は11月1日(土)より先着順で受け付けるため、ぜひ参加したいと思われた方はお早目にお申込みを。

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