夜の読書に最適なウイスキーが数量限定発売【前半/全2回】
文:WMJ
ウイスキーの愉しみ方は人それぞれだ。ハイボールで食事を楽しみながら、気のおけない仲間と語り合うのもいい。だが時には一人で夜の静けさに耳を傾けながら、物語の世界に没頭するのも贅沢な時間である。
そんな一人の夜長を豊かにしてくれるのは、じっくりと時間をかけて味わえる書物とウイスキーだ。このたび数量限定発売される「ブラックニッカ ディープブレンド ナイトクルーズ」は、読書家におすすめしたい味わいのウイスキーなのだという。
大好きな本とウイスキーについて語るため、丸の内のブックカフェ「マルノウチリーディングスタイル」に編集者、書評家、書店員がおすすめの本を携えて集まった。
書評家で作家の杉江松恋氏がウイスキーのお供におすすめするのは、昨年の本屋大賞ノンフィクション本大賞と大佛次郎賞を受賞した角幡唯介著『極夜行』。太陽の出ない冬の北極圏で、犬と一緒に孤独な4カ月を過ごすスリリングなノンフィクションだ。杉江氏がその内容を説明する。
「冒険家の角幡唯介さんのテーマは、システムから抜け出して本当の体験を問い直すこと。闇の世界を歩きながら展開される自己との対話が、『ナイトクルーズ』という名のウイスキーにもぴったりだと思いました」
話題の本を紹介する月刊総合文芸誌『ダ・ヴィンチ』編集長の関口靖彦氏は、イラストレーター・漫画家として活躍したフジモトマサル著『二週間の休暇』を持参した。記憶を失ったまま見知らぬ街で目覚めた主人公が、鳥たちと暮らす不思議な世界観を独特のあたたかさと深みで叙情的に描いた漫画だ。
「僕らはみな休暇で『何もかも忘れて休みたい』と思っても、実際には仕事や家庭のことを忘れることなどできません。だからこそ、完全に記憶を失った状態で休暇が始まるという設定が深い。いつも忙しく働いている人が、オフの時間に楽しんでほしい本ですね」
新しい本とウイスキーに出会おう
書店員の代表は、「マルノウチリーディングスタイル」店員の宇野めぐむ氏だ。もともとウイスキーが好きだった宇野氏は、同僚の店員に薦められて村上春樹の『もし僕らのことばがウィスキーであったなら』に出会ったのだという。
「村上春樹さんが、旅をしながらウイスキーの魅力に出会うエッセイです。この本で知ったアイラ島のウイスキーを行きつけのバーで味わいながら、マスターや他のお客さんと語り合うことで人とのつながりもできました。これまで自分で体験した旅や、これからの旅を思いながら贅沢な時間が過ごせる本です」
読書にぴったりのウイスキー「ブラックニッカ ディープブレンド ナイトクルーズ」が発売されるのを記念して、WEBサイト「ダ・ヴィンチニュース」内では「読書とウイスキー」をテーマにした特集がスタートしている。個性あふれる多数の書評家が、『ブラックニッカ ディープブレンド ナイトクルーズ』と一緒に楽しめる本を紹介してくれる予定だ。最新情報は、ニッカウヰスキーとダ・ヴィンチニュースの公式Twitterアカウントもチェックしてみよう。
また丸の内「KITTE」の4階にある「マルノウチリーディングスタイル」は、カフェ利用者が自由に店内の本を読めるブックカフェ。ウイスキーにぴったりの本を特設の棚にまとめ、5月28日〜6月30日の期間中は数量限定「ブラックニッカ ディープブレンド ナイトクルーズ」が1杯500円(税込み)で味わえる。
(つづく)
ウイスキーって、おもしろい。ブラックニッカの歴史、商品、キャンペーンなどの詳細がわかるオフィシャルサイトはこちらから。