「NIKKA WHISKY STORY BAR TOKYO」 オープン
ニッカウヰスキーの期間限定のオフィシャルバーがオープン。新たにニッカウヰスキーアンバサダーとなった玉山鉄二さんも登場したプレオープンイベントをレポートする。
6月26日から7月12日までの期間限定で、六本木ヒルズに昨年に引き続きニッカウヰスキーのオフィシャルバーがオープンするとのことで、1日早く行われたプレスプレビューイベントにお邪魔した。
まず驚いたのは、地下鉄日比谷線の六本木駅から直結で上がるエスカレーター。
メトロハットの内壁を360度取り囲む、ニッカのボトルたちと「NIKKA WHISKY STORY BAR」の文字。
これはウイスキーファンなら間違いなく心が躍り、ウイスキーは詳しくないという方でも思わず興味を惹かれてしまうことだろう。
会場となる「ヒルズカフェ/スペース」に向かうと、風格のあるエントランスにまた驚かされる。さらに中に進むと、ブックシェルフを思わせるディスプレイに、年代順に発売されたニッカのラインナップが、それぞれのキャッチフレーズとともに展示されている。そして大きな本を模ったオブジェが2つ…ひとつにはモニターが組み込まれており、もうひとつには、今回ニッカウヰスキーのアンバサダーとなった玉山鉄二さん自身の言葉がつづられている。
玉山さんはご存知の通り、今年3月に放送を終了したNHK連続TV小説「マッサン」の主人公 亀山政春役を熱演。ウイスキーファン層の拡大に大きく貢献した立役者の一人ともいえる。ニッカウヰスキーのアンバサダーにはまさに適任だ。
発表会では、まず玉山さんがおひとりで登場。司会者の質問に答えていく形式で進められていく。
玉山さんは現在、毎晩ウイスキーを楽しむほどの愛飲家だが、以前はあまり詳しくはなかったという。ニッカウヰスキー創業者 竹鶴政孝氏をモデルとしたドラマの役作りの中で、竹鶴氏の軌跡を辿るうちに、徐々に魅せられていったとのこと。
ウイスキーを飲む際には「その日の出来事がつまみ」という玉山さん。グラスを傾けながら自分自身と対峙する…なかなかストイックなウイスキードリンカーだ。
「アンバサダーの名に恥じないよう、ウイスキーのようにより熟成していく役者になりたい」と抱負を述べ、今回の期間限定バーについても「1本1本が持つストーリーや歴史を感じながら楽しんでほしい」と語った。
その後、ニッカウヰスキー チーフブレンダーの佐久間正さんが登場。3種のウイスキーのテイスティングを玉山さんにお勧めする。
最初は「竹鶴ピュアモルト」、次に「カフェグレーン」、最後に「ザ・ニッカ 12年」について、それぞれに的確なコメントをする玉山さん。佐久間さんはそのコメントに「素晴らしい。ウイスキーをよくわかっていらっしゃる」と驚きを交えながら絶賛。
玉山さんがアンバサダーになったことについて、佐久間さんは「これほどぴったりな方はいない、という方にアンバサダーになっていただいた。会社全体で喜んでいます」と語った。
この「NIKKA WHISKY STORY BAR TOKYO」では、それぞれのストーリーとともに「竹鶴ピュアモルト」「ブラックニッカ」「フロム・ザ・バレル」「カフェグレーン」「カフェモルト」「ザ・ニッカ12年」などがストレートのほかロック、ソーダ割り、水割りで楽しめる。また、「ブラックニッカ」3種や「カフェグレーン」と「カフェモルト」、現行商品と復刻版「ハイニッカ」「スーパーニッカ」を飲み比べるテイスティングセットもあり、新しい体験が出来そうだ。商品によっては一日の販売数を制限しているものもあるので、こちらは店舗でご確認を(予約は不可)。
フードメニューは「ウイスキー風味の鴨スモークとパルミジャーノ」(写真中央)、「燻製ごぼうサラダとポテトサラダのマリアージュ」(写真右)、「燻製バターのガーリックトースト」といったスモーキーフレーバーでニッカのラインナップを楽しめるように構成されており、デザートにはウイスキー風味のパンナコッタにナッティな甘みとアクセントを添えた「枝豆のパンナコッタ-ナッツを添えて-」が用意されている。
「未来を信じ、過去に感謝する。ウイスキーはそんな想いがつくるお酒です」-前述のオブジェのメッセージは、玉山さんのこの一言で始まっている。
創業当初からのニッカの歩みとともに、それぞれのストーリーが秘められた9種のボトルを深く体感できる「NIKKA STORY BAR TOKYO」。期間限定ではあるが、ぜひ足を運んでいただければと思う
。伝統を守りながらも常に進化するニッカウヰスキーの美学に、改めて心を打たれるはずだ。
【「NIKKA WHISKY STORY BAR TOKYO」店舗概要】
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