ワールド・ウイスキー・アワード2017日本地区代表ウイスキー決定！

審査は公平を期すためにブラインドテイスティングにて行われる。一般的に熟成年数の長いものが高評価を得ると考えられがちであるが、審査員は詳細を知らされず、純粋に全体のバランスから評価するため、必ずしも長期熟成のウイスキーが高評価を得るとは限らないのだ。

各カテゴリーに設けられたサブカテゴリー（ノーエイジ、12年以下、13～20年、21年以上の4部門。「グレーン」カテゴリーのみノーエイジ、熟成年数表示ありの2部門。）ごとに、最も優れた1銘柄が選出され、次の第2ラウンドへ。

第1ラウンドを勝ち進んだサブカテゴリーの勝者同士をカテゴリー内で競わせ、各カテゴリーを代表するウイスキーが決定し、日本代表として「ベストジャパニーズ」の称号が与えられ、最終ラウンドへ進む。

日本地区の第2ラウンドで選出された6銘柄はこの最終ラウンドで、世界各地域の難関を通過したウイスキーと凌ぎを削り、カテゴリーごとに世界を代表する1銘柄が決定され、「ワールドベスト」の栄冠を手にすることになる。

＜ベストジャパニーズ・ブレンデッドウイスキー＞
　～Best Japanese Blended～
 
『サントリーウイスキー響21年』

　-　サントリースピリッツ株式会社

＜ベストジャパニーズ・ブレンデッドウイスキー リミテッドリリース＞
　～Best Japanese Blended Limited Release～
 
『富士山麓ブレンデッドウイスキー 18年 スモールバッチ』

　-　キリンビール株式会社

＜ベストジャパニーズ・ブレンデッドモルトウイスキー＞
　～Best Japanese Blended Malt～
 
『竹鶴21年ピュアモルト』

　-　ニッカウヰスキー株式会社

＜ベストジャパニーズ・シングルモルトウイスキー＞
　～Best Japanese Single Malt Whisky～
 
『サントリーシングルモルトウイスキー　白州25年』

　-　サントリースピリッツ株式会社

＜ベストジャパニーズ・シングルカスク シングルモルトウイスキー＞
　～Best Japanese Single Cask Single Malt～
 
『イチローズモルト 秩父 ウイスキー祭 2017』

　-　株式会社ベンチャーウイスキー

＜ベストジャパニーズ・グレーンウイスキー＞
　～Best Japanese Grain～
 
『富士御殿場蒸溜所シングルグレーンウイスキー AGED 25 YEARS SMALL BATCH』

　-　キリンビール株式会社

ウイスキーマガジンの発行元であるパラグラフ・パブリッシング社（所在地：英国ノリッチ）が2001年から2年に一度開催してきた「ベスト・オブ・ザ・ベスト」が発展したもので、製造者及び所有元の明確なボトリングのみを対象としたウイスキーのコンペティションである。2007年よりWWAとして毎年実施されており、「ベスト・オブ・ザ・ベスト」の時代より一貫して、ブラインドテイスティング（銘柄を伝えずに行うテイスティング方法）審査により受賞ウイスキーを選出している。
WWAでは、各地区のラウンド審査を経て、最終的にカテゴリーごとに世界最高峰ウイスキー「ワールドベスト」（例：シングルモルト・・・「ワールドベスト・シングルモルト」）が選出される。