アイコンズ・オブ・ウイスキー 2026【第3回/全4回】

4月 1, 2026

「アイコンズ・オブ・ウイスキー(以下IOW)」は、ウイスキー業界に貢献して貢献してきた人々への祝福。ノミネートから地域ごとの最高賞を選び、最終的な投票で今年の世界一を決める。第3回は、独自のアプローチと不断の努力でウイスキーブランドに貢献した個人とチームをご紹介。


サスティナビリティオフィサー・オブ・ザ・イヤー

田雷/福建大芹ルイス蒸溜所(中国)

田雷(ティエン・レイ)には、サステナブルなスピリッツ製造システムの開発において約15年の経験がある。福建省の大芹蒸溜所に入社後、サステナブルな製造システムの構築を担当してきた。環境保護の概念を意識し、事業のために実現可能な運営戦略へと転換することで他社を凌駕している。


ビジターアトラクションマネージャー・オブ・ザ・イヤー

提供:ラークファイヤー

平川真美/小正嘉之助蒸溜所(日本)

過去2年間にわたって、平川真美は国内外の蒸溜所やビジターセンターを精力的に訪問してきた。その知見を大いに活かし、ビジターセンターでよく提供されるツアーコンテンツをさらに充実。また「ウイスキー・コンシェルジュ」サービスの確立にも注力し、ウイスキー関連の知識やホスピタリティのレベルアップを目指した研修に力を入れた。その結果、小正嘉之助蒸溜所のビジター体験ではホテル水準のおもてなしが提供されている。

入賞

  • ディアナ・ホーン/バードスタウン・バーボン・カンパニー(アメリカ)
  • ジャガナート・カシラム・ポーク/ジョン・ディスティラーズ(インド)
  • シボーン・ウィンストン/タイタニック・ディスティラーズ(アイルランド)
  • カースティ・ライト/ホワイト&マッカイ(スコットランド)

イノベーションマネージャー・オブ・ザ・イヤー

ヘザー・ティロット/サリヴァンズコーヴ(オーストラリア)

オーストラリアを代表するウイスキーの専門家の一人として、約10年に及ぶ実務経験と国際的なスピリッツ製造の専門知識を兼ね備えている。創造的かつ実務的な蒸溜所での業務プロセスにおいて、これまでに中心的な存在として指導的な地位を確立してきた。過去1年間は、サリヴァンズコーヴ蒸溜所で革新的なイノベーションを推進し、製品の品質と事業実績の両方を強化。運営面および創造面での進歩を実現させている。

入賞

  • エリック・ホアン/凌雲ウイスキー蒸溜所(中国)

ウェアハウスマネージャー・オブ・ザ・イヤー

マルセロ・ヴィアピアナ/サリヴァンズコーヴ蒸溜所(オーストラリア)

倉庫や物流管理の分野でキャリアを築き、在庫管理、流通、チーム統率などの分野で深い専門知識を培ってきた。約3年前にサリヴァンズコーヴ蒸溜所に入社して以来、樽、製品、原材料の保管と移動を担当している。細部への徹底したこだわりと卓越した業務遂行力で知られるマルセロは、実践的な知識と先を見越したアプローチを融合させながら日々の倉庫管理に取り組んでいる。

入賞

  • 烟台鸿峪(中国)

マーケティングチーム・ザ・イヤー

ローズ・ウイスキー・ハウス(アメリカ)

過去12ヶ月間で、ローズ・ウイスキー・ハウスはテイスティングルームを拡張し、全米での認知度を高め、ブランドが新たな地平を切り拓くキャンペーンを展開した。ブランドの地位向上に寄与した要因には、「ザ・ウイスキー・サンクチュアリ」の立ち上げ、先駆的な大学スポーツチームとの提携、革新的な自社企画の立案、そして目的意識の高い「ヘッドウォーターズ・シリーズ」の発売などが挙げられる。

入賞

  • モエ・ヘネシー・インディア(インド)
  • ジェムソン(アイルランド)
  • ザ・ハートカット(イングランド)
  • ザ・ジョニーウォーカー・エクスペリエンス(スコットランド)

プロダクションチーム・オブ・ザ・イヤー

エンジェルズ・エンヴィ(アメリカ)

過去12ヶ月間にわたって、エンジェルズ・エンヴィのプロダクションチームはブランド史上もっとも野心的なイノベーションと業務改善のチャレンジを乗り越えてきた。約10年前にわずか3アイテムのポートフォリオでスタートした蒸溜所も、現在では23種類以上のユニークな製品群を抱えるようになっている。これはチームが限界に挑戦し、プロセスを合理化し、あらゆる局面でアメリカンウイスキーの生産水準を高めてきたことを示す証左である。

入賞

  • 雲拓蒸溜所(中国)
  • サントリー・インディア(インド)
  • キローエン蒸溜所(アイルランド)
  • 小正嘉之助蒸溜所(日本)
  • タムナヴーリン蒸溜所(スコットランド)

セールスチーム・ザ・イヤー

崃州蒸溜所(中国)

熾烈な競争が繰り広げられる中国のウイスキー市場において、崃州蒸溜所の営業チームは卓越した実行力と先見性のあるチャネル戦略を採用した。その結果、市場拡大において歴史的な躍進を遂げている。先進な取り組みを重ねることで、ブランド価値、認知度、小売店での販売実績が全面的に向上。一連の目覚ましい成果をもたらした。

入賞

  • ピカデリー(インド)
  • アイリッシュ・マーケット・カンパニー小売販売チーム、アイリッシュ・ディスティラーズ(アイルランド)
  • サリヴァンズコーヴ蒸溜所(オーストラリア)
  • ブレイブ・ニュー・スピリッツ(スコットランド)

ビジターアトラクションチーム・オブ・ザ・イヤー

ポールジョン蒸溜所(インド)

2018年に設立されたポールジョン蒸溜所のビジターセンターは、インドにおけるウイスキー観光のベンチマークとなった。今もなおインド国内のシングルモルト蒸溜所で唯一ビジターツアーが体験できる施設だ。ジャガナート、アスミタ、リゼルら有能なガイドがツアーを率い、マスターディスティラー兼ブレンダーのマイケル・ジョン・ディスーザの指導でその内容も更新される。高度なプロフェッショナリズム、ウイスキーへの深い理解、一貫して優れたゲストへのエンゲージメントで高く評価されている。

入賞

  • ケンタッキー・ピアレス蒸溜所(アメリカ)
  • 崃州蒸溜所(中国)
  • タラモアデュー・ビジターエクスペリエンス(アイルランド)
  • 小正嘉之助蒸溜所(日本)
  • グレンマレイ・ビジターセンター(スコットランド)

PRチーム・オブ・ザ・イヤー

ヘブンヒル・ブランズ(アメリカ)

ヘブンヒルのPRチームは2名のコアメンバーを中心に活動し、創立90年の歴史においてもっとも重要な年のひとつを乗り切った。ウイスキーのポートフォリオに関する重要な情報を報道で認知させることに成功し、他のさまざまななスピリッツブランドの管理にも尽力した。


コミュニケーションチーム・オブ・ザ・イヤー

ウイスキー・センチュリー(中国)

過去12ヶ月間にわたって、中国の青島を拠点とするウイスキー・センチュリーは、パートナーブランド各社との販促イベントを年1~2回のペースで開催してきた。注目すべきは、「グレンアラヒー ゴールデンシングルカスク」の世界同時発売、「ダルモア ヴィンテージ」のテイスティング、「タムデュー 午年限定ボトル」の世界発売にあわせた青島でのイベント、フランス産ウイスキー「アルモリック」の発売など。いずれもクライアントから高い評価を得ている。


地区別の候補者も含めたアイコンズ・オブ・ウイスキーの全容はこちらから。

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