ISC2013「響21年」がカテゴリー最高賞受賞

July 25, 2013

7月16日(火)、ロンドンにて「第18回インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ(以下ISC)2013」の授賞式が行われた。


ISCは英国にて毎年開催される酒類コンペティションで、ジャンルはウイスキーだけでなくリキュール、各種スピリッツなど多岐に渡る。今回出品されたウイスキーは約400銘柄、その中の「世界のウイスキー」部門にて「サントリー 響21年」が最高賞である「トロフィー」を受賞した。
ウイスキーのカテゴリーでのトロフィー受賞銘柄は以下の通り。

ジャパニーズウイスキー
・響 21年

スコッチウイスキー
・グレンモーレンジィ シグネット
・シーバスリーガル 18年
・フェイマスグラウス 40年
・キングダム 30年

アメリカンウイスキー
・ノブクリーク

響21年は本年のWWA(ワールド・ウイスキー・アワード、英国パラグラフ・パブリッシング社主催)でもワールド・ベスト・ブレンデッドウイスキーを受賞。世界的なウイスキーコンペティションでのダブル受賞となり、原酒の品質の高さのみならず、同社のブレンディング技術が世界最高水準にあることを改めて強調する結果となった。

さらに、サントリー酒類株式会社としては、3度目、2年連続の「ディスティラー オブ ザ イヤー」を受賞(過去の受賞は2010年、2012年)。高品質で多彩な製品を生み出したメーカーの中から1社にだけ贈られるこの賞は、世界中の蒸溜所にとって最も名誉なことと言えるだろう。
ウイスキーづくり90周年を迎えた年に海外から総合的に高く評価されたことは、ジャパニーズウイスキー界にとっても大きな意味を持つと思われる。

同社では今年に入って白州蒸溜所のグレーンウイスキー生産設備の本格稼動山崎蒸溜所の新蒸溜釜設置近江エージングセラーの貯蔵庫を増設など、品質向上に加え、増産を目的とした設備投資を行っている。
歴史を重んじ伝統を受け継ぎながらも、新たな可能性へ挑戦する。そのウイスキーづくりへの情熱とたゆまぬ努力が、同社を世界最高峰へ導いたことは想像に難くない。
もとより世界から注目を集めているが、今回の受賞でさらに期待の目が向けられた。 その期待に応えることは並大抵のことではない。しかし現状に満足せず常に前進し続けていく同社の今後の展開が非常に楽しみである。

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