「響 12年」SWSC最優秀金賞を受賞
本年の「サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション」(SWSC)において、サントリーウイスキー「響12年」が、カテゴリーでの最優秀金賞を受賞。
今年14回目の開催となるアメリカ最大の世界的な酒類コンペティションである「サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション」。審査はサンフランシスコ・ホテルニッコーにて2014年3月20日~23日に行われた。
アメリカのホテルやレストラン、流通のバイヤー、ジャーナリストなど39人の審査員による審査を経て、カテゴリーごとに最優秀金賞、金賞、銀賞、銅賞が選出され、4月8日(日本時間)に結果発表となった。
エントリーはアメリカ50州のうち43州、さらに世界63ヶ国から、エントリー総数は過去最大の1,474銘柄。
スピリッツ全体のコンペティションということで、ウイスキー以外にもジンやウオツカ、リキュールなどカテゴリーは89にのぼる。その中の大半はアメリカンクラフトウイスキー、ジン、シングルモルトスコッチだ。
審査委員長を務めたアンソニー・ディアス・ブルー氏は
「例年この大会で世界のスピリッツのトレンドを実感する。ピスコやカルバドスなど、アメリカではまだあまり知られていないスピリッツも多いが、世界中のバーテンダーやジャーナリスト達はこの大会の結果に注目し、市場を拡大していくことだろう。今年はアメリカの蒸溜業界の健闘が目立った。特にアメリカンウイスキーの品質の向上は目を見張るものがある」とコメント。
このような激戦となった本年の審査であるが、ウイスキー部門 アザー・ウイスキーカテゴリーにおいてサントリーウイスキー「響12年」が「最優秀金賞」を受賞。「響」ブランドとしては、2012年に続き2度目の受賞となった。
「今回の受賞は、当社のモルト原酒およびグレーン原酒の品質の高さと、当社の卓越したブレンド技術の評価をより確固たるものにしたと、意義深く受け止めています」(サントリー酒類株式会社)。
また、シングルモルトウイスキーでも「山崎12年」「白州12年」が金賞を受賞した。
WWA、ISCなど、世界のコンペティションの中でも常に輝かしい成績を収めているジャパニーズウイスキー。しかし「常勝」の裏にはたゆまぬ努力と重責が隠されている。現状に満足することなく前進し続ける、つくり手の真摯な姿勢あればこその栄誉なのだ。
今回の受賞と、素晴らしいジャパニーズウイスキーを気軽に楽しめる我々の幸運に乾杯!
写真提供;サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション / Nikki Ritcher