ワールド・ウイスキー・アワード2018日本地区代表ウイスキー決定!
世界的なウイスキーのコンペティション「ワールド・ウイスキー・アワード(WWA)2018」の日本地区ラウンドが開催され、日本を代表する6銘柄のウイスキーが決定した。今回選ばれた銘柄は最終ラウンドで世界各地域の難関を通過したウイスキーたちと対決する。
文:WMJ
英国ウイスキーマガジン(パラグラフ・パブリッシング社)が開催する世界的なウイスキーのコンペティション「ワールド・ウイスキー・アワード(WWA)2018」の日本地区の第1ラウンド&第2ラウンドが行われた。
今回、日本地区のエントリー総数は43銘柄で、審査は昨年同様6つのカテゴリー(ブレンデッド、ブレンデッド リミテッドリリース、ブレンデッドモルト、グレーン、シングルカスクモルト、シングルモルト)に区分され行われた。第1ラウンドを通過したウイスキーは17銘柄とエントリー総数の半分以下に絞られ、続く第2ラウンドで6カテゴリーにおける日本を代表する6銘柄が決定した。
<審査の流れ>
審査は公平を期すためにブラインドテイスティングにて行われる。一般的に熟成年数の長いものが高評価を得ると考えられがちであるが、審査員は詳細を知らされず、純粋に全体のバランスから評価するため、必ずしも長期熟成のウイスキーが高評価を得るとは限らないのだ。 各カテゴリーに設けられたサブカテゴリー(ノーエイジ、12年以下、13~20年、21年以上の4部門。「グレーン」カテゴリーのみノーエイジ、熟成年数表示ありの2部門。)ごとに、最も優れた1銘柄が選出され、次の第2ラウンドへ。 第1ラウンドを勝ち進んだサブカテゴリーの勝者同士をカテゴリー内で競わせ、各カテゴリーを代表するウイスキーが決定し、日本代表として「ベストジャパニーズ」の称号が与えられ、最終ラウンドへ進む。 日本地区の第2ラウンドで選出された6銘柄はこの最終ラウンドで、世界各地域の難関を通過したウイスキーと凌ぎを削り、カテゴリーごとに世界を代表する1銘柄が決定され、「ワールドベスト」の栄冠を手にすることになる。 |
今回のWWA2018日本地区で「ベストジャパニーズ」の称号を勝ち取った銘柄及び、第1ラウンドで選出された銘柄は以下の通り。
― ブレンデッド / Blended ―
<ベストジャパニーズ・ブレンデッドウイスキー>
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<第1ラウンドのウィナー> サブカテゴリー / 商品名 / メーカー
― ブレンデッド リミテッドリリース / Blended Limited Release ―
<ベストジャパニーズ・ブレンデッドウイスキー リミテッドリリース>
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<第1ラウンドのウィナー> サブカテゴリー / 商品名 / メーカー
― ブレンデッドモルト / Blended Malt ―
<ベストジャパニーズ・ブレンデッドモルトウイスキー>
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<第1ラウンドのウィナー> サブカテゴリー / 商品名 / メーカー
― グレーン /Grain ―
<ベストジャパニーズ・グレーンウイスキー>
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<第1ラウンドの結果> サブカテゴリー / 商品名 / メーカー
― シングルカスク シングルモルト / Single Cask Single Malt ―
<ベストジャパニーズ・シングルカスク シングルモルトウイスキー>
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<第1ラウンドのウィナー> サブカテゴリー / 商品名 / メーカー
― シングルモルト / Single Malt ―
<ベストジャパニーズ・シングルモルトウイスキー>
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<第1ラウンドの結果> サブカテゴリー / 商品名 / メーカー
これまでのジャパニーズウイスキーの健闘は目覚ましく、WWA開催以来11年連続でジャパニーズウイスキーが「ワールドベスト」に輝いている。また、テイスト分野以外にデザインの分野においても、ボトル、ラベル、パッケージのデザインを包括的に審査し、「ワールドベスト・デザイン」が選ばれる。
WWA2018の最終結果は「テイスト」、「デザイン」の各分野とも3月22日(木・現地日時)に発表される予定だ。
現地からの速報が入り次第、本サイトでもお伝えするので、最終ラウンドでのジャパニーズウイスキーの健闘に期待しつつ、楽しみにお待ちいただきたい。
各地区の第1ラウンドを通過した銘柄(英語表記)はこちらから。
<ワールド・ウイスキー・アワード>
ウイスキーマガジンの発行元であるパラグラフ・パブリッシング社(所在地:英国ノリッチ)が2001年から2年に一度開催してきた「ベスト・オブ・ザ・ベスト」が発展したもので、製造者及び所有元の明確なボトリングのみを対象としたウイスキーのコンペティションである。2007年よりWWAとして毎年実施されており、「ベスト・オブ・ザ・ベスト」の時代より一貫して、ブラインドテイスティング(銘柄を伝えずに行うテイスティング方法)審査により受賞ウイスキーを選出している。 WWAでは、各地区のラウンド審査を経て、最終的にカテゴリーごとに世界最高峰ウイスキー「ワールドベスト」(例:シングルモルト・・・「ワールドベスト・シングルモルト」)が選出される。 |