軽井沢蒸溜所(閉鎖)
かつてメルシャンが所有していたモルトウイスキーの蒸溜所。ゴールデンプロミス種麦芽とシェリー樽熟成にこだわり、浅間山水系の水を用いて木桶で発酵。4基の比較的小さいポットスチルで丁寧に蒸溜され、蔦で覆われる貯蔵庫でゆっくりと熟成される。
貯蔵庫が蔦で覆われているというのは世界的にも稀なケースだが、この蔦が貯蔵庫内の温度と湿度を一定に保つ手助けをしていると言われ、軽井沢の冷涼な気候と相まってウイスキーにとって理想的な熟成環境を生み出している。
2012年に蒸溜所は完全に閉鎖。ポットスチルなどの設備は全て取り払われ、貯蔵庫に眠るストックも全て売却された。そのためオフィシャルボトルのリリースは全くなく、現在はいくつかのボトラーから限定リリースというかたちで流通している。しかし、その希少性と味わいが再評価されたため世界的な人気が高まり、今ではたいへん入手困難な銘柄のひとつとなっている。
詳細情報
蒸溜所名称 | 軽井沢ウイスキー蒸留所 |
蒸溜所所有者 | メルシャン株式会社>キリンビール株式会社 |
蒸溜所所在地 | 長野県御代田町馬瀬口1795-2 |
稼働期間 | 1955年~2011年11月6日 |
製造品目 | モルトウイスキー |
主な製品 | 軽井沢シングルモルト12年、軽井沢シングルモルト15年、軽井沢シングルモルト17年 |
入手可能商品 | BOND#1軽井沢シングルカスク1981 #5208、 TWE軽井沢1982 #8497 |