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BOND#1の2012年を振り返る。

December 6, 2012

ウイスキーマガジン・ジャパン編集長デイヴ・ブルームがディレクターを務める、会員制組織BOND#1。今年の5月に発足し、限定ボトルの販売やデイヴ主催のプライベートテイスティング会、またメーカー主催のイベントへのご招待と徐々に活動の輪を広げ、海外からメンバーシップの申込みがあるほど注目を集めている。

今回はそんなBOND#1の半年にわたる活動を振り返ってみることにしよう。

まず、初開催となる東京インターナショナルバーショーに先立ち、BOND#1の結成を記念する形でディレクターであるデイヴ・ブルームがカウンターに立つ、一夜限りのデイヴBARをオープン。当日の会場は参加者にしか伝えられないというシークレットライヴのような非常にプライベートな環境で行われた。BOND#1初期メンバー9名とデイヴが小さな店でウイスキーを囲み、BOND#1が静かに、しかし熱くその火を灯した瞬間だった。

9月にはウイスキーライヴ台北の開催に伴いメンバーがデイヴと共に現地に乗り込んだ。ウイスキーライヴへの参加をメイン企画としながら、オプション企画で台湾唯一のウイスキー蒸溜所『カバラン』の見学ツアーも実施。現地ではVIP待遇で歓迎され、まるで映画のセットのように美しいコンベンションルームでのセミナー、マスターブレンダーのイアン・チャン氏が直々に案内する蒸溜所見学、カバラン全てのラインナップのテイスティングと非常に内容の濃いものとなった。また、現在開発中で一切外部に出回っていない大変貴重なピーテッドカバランのサンプルがテイスティングできたのは世界広しといえどもBOND#1メンバーだけではないだろうか。

夜には台湾屈指の品揃えを誇るBAR『WHISKY GALLERY』の個室を貸し切り、テイスティング会を行った。ラグジュアリーな内装の店内で、台湾限定ボトルをデイヴの詳しい解説を聞きながらゆっくりとテイスティング。思い思いにデイヴとのウイスキーナイトを愉しんだ。

BOND#1のテイスティングイベントが他のセミナーと大きく異なるのはデイヴとの距離の近さ、そしてプライベートな環境。気になることを直接質問したり何気ない会話、時には冗談も言えるようなリラックスした雰囲気はBOND#1の大きな魅力のひとつである。

＜メンバー様の声＞
「個人的な感想は「お得感満載」というのに尽きます。カバランでのVIP待遇、デイヴさんとの試飲会と個人ではまず無理な貴重な体験をとてもリーズナブルな金額で体験できたことがすごい！」
「台湾の人の熱さに触れられたことを始め、日ごろ味わえないような素晴らしい経験をさせていただきました。」

一方で、発足初年度ながら各協力企業様から多くのイベントへBOND#1メンバーをご招待いただいた。熱心なウイスキー愛飲家であるBOND#1メンバーのために、特別にご配慮いただけたことには非常に感謝したい。中には滅多に参加することができないイベントもあり、メンバー内の抽選に当選した方は本当に幸運だったのではないだろうか？

＜主な他社様招待イベント＞
「MHDグランドモルトテイスティング 2012」へのご招待
「Modern Malt Whisky Market2012」へのご招待
「ザ・スコッチ・モルト・ウイスキー・ソサエティ記念イベント」へのご招待
など

＜主な他社様提供プレゼント＞
ウイスキーヒルズアワード2012レポート記事での山崎・白州　ボトルプレゼント
ラガヴーリン蒸溜所　初女性マネージャージョージー・クロフォード氏サイン入りボトルプレゼント
など

＜メンバー様の声＞
「バーショー入会で軽井沢の特別ボトルがゲットできた。これだけでも5000円の価値がある！」
「購入していなかったイベントチケットが当選。とても楽しみました」
「大好きなラガヴーリンの蒸溜所マネージャーのサイン入りボトルなんて夢のようです。ありがとうございました！」

もちろん、忘れてはならない最大のメンバー特権は限定ボトルの購入権である。

2012年は会員向けにデイヴセレクトのスコッチシングルモルトを3種、ジャパニーズシングルモルトを3種、計6種類の限定ボトルをリリースした。12月にも特別なボトルをリリースする計画だ。BOND#1メンバーはぜひ注目していただきたい。

＜リリースボトル一覧＞
・     BOND#1ドアラベル　グレンキース1993
・     BOND#1ドアラベル　クライヌリッシュ1997
・     BOND#1ドアラベル　ロングモーン1992
・     軽井沢シングルカスク　1981　#5208
・     軽井沢シングルカスク　1981　#7955　【完売】
・     軽井沢1991　School of Malt　【完売】

来年BOND#1は発足1周年を迎える。

まだまだ産声を上げたばかりの組織だが、1周年の節目にはいつも以上に特別なことを企画している。特別なボトルか、もしくは特別なイベントか。東京インターナショナルバーショーが4月に開催されるにあたり、時期はそのあたりになるだろう。いずれにしても、デイヴ・ブルームプロデュースの新しい組織『BOND#1』の今後の動きに要注目だ。