玉山鉄二の新しいウイスキー体験
夏向けのアレンジで、定番のウイスキーを楽しもう。六本木ヒルズにオープンした期間限定バー「BLACK FREEZING BAR(ブラックニッカ フリージングバー)」に、ニッカウヰスキーのアンバサダーを務める玉山鉄二さんが来店。この夏のおすすめドリンクを味わった。
文:WMJ
ニッカウヰスキーの主力ブランド「ブラックニッカ」が生まれたのは、ちょうど60年前の1956年。「日本の洋酒界を代表するブランドに」という当初の願いは実現され、新しい世代のファン層も増えている。
「BLACK FREEZING BAR」は、東京の六本木ヒルズで期間限定オープン中のユニークなウイスキーバー。フリージングハイボールの他にも、定番のブラックニッカをアレンジしたたくさんの目玉商品がある。
現在のブラックニッカブランドには、それぞれ明確な主張を持った3種類のアイテムがある。ノンピートモルトのやわらい飲みやすさが定番の「クリア」。シェリー樽の甘い香りが際立つ「リッチブレンド」。新樽のバニラ香やピートの深みが印象的な「ディープブレンド」。「BLACK FREEZING BAR」ではこの3種類のウイスキーを、これまでにない斬新なアレンジで提供してくれるのだという。開店前のイベントに駆けつけた玉山鉄二さんも、そんな未知の味わいを楽しみにしてきたようだ。
「ブラックニッカは、自宅でいつもロックかハイボールで飲んでいます。あまり冒険しないタイプなので、今日はどんなウイスキー体験ができるのか楽しみですね」
3種類のブラックニッカを斬新なスタイルで
早速テイスティングが始まった。まずはブラックニッカ クリアをベースにした「クラッシュアイスハイボール」。4種類の味わいのクラッシュアイス(ストロベリー、マンゴー、コーヒー、抹茶)をグラスに入れ、ブラックニッカ クリアと炭酸を注いでステアしたカクテル感覚のハイボールだ。ストロベリー味を飲んだ玉山さんはうなった。
「これは飲みやすい。イチゴの果肉も入っていて、ブラックニッカの香りもしっかり残っています。ワンランク上のカクテルといった感じですね」
次に味わったのは、華やかなブラックニッカ リッチブレンドに直接炭酸を溶けこませた「スパークリングウイスキー」。ストレートだが、炭酸の爽やかな口当たりがある。「シェリー樽特有の香りが炭酸で広がっていきます。ストレートなのに飲みやすいですね。のどごしがいいので、グイッといきたくなっちゃいます(笑)」
そして最後に味わったのは、濃厚なブラックニッカ ディープブレンドを氷点下までキンキンに冷やした「フリージングストレート」だ。
「まろやかで、舌の上で転がっている感じが心地が良い。口の中で香りが広がります。温度が違うだけで、これだけ香りの印象が変わってくる。ウイスキーは本当に奥が深いですね」
玉山流ハイボールをチーフブレンダーが絶賛
テイスティングが一段落すると、玉山さんが自分流のハイボールを作ってくれることになった。慣れた手さばきに、マッサンのイメージが重なる。
「ちょっと濃い目が好きなので、ウイスキーとソーダの比率は1:3にします。まずウイスキーを氷になじませて、十分に冷やしてからソーダを氷に当てないようにゆっくり注いでいます。さあ、できました」
出来上がったばかりの玉山流ハイボールを、ニッカウヰスキーの佐久間正チーフブレンダーが美味しそうに飲んだ。
「玉山さんの作り方は、すべてが理にかなっています。氷の角を取りながらウイスキーの温度を下げ、ソーダは氷を避けてゆっくりと注いでくれました。どれも炭酸を逃がさずに、美味しく飲むための配慮ですね」さわやかにのどを駆け抜け、後からゆっくりと広がる香味。これが夏のウイスキーの醍醐味である。「BLACK FREEZING BAR」には、種鶏の冷製炭火タタキや、つぶ貝とキノコのアツアツアヒージョなど、ウイスキーに相性ぴったりのフードも揃っている。週末には、ポートレイトペインターの山本勇気さんがライブペイントをおこなう店内イベントもあるようだ。玉山鉄二さんを即興で描いた作品も店内に展示されている。
「BLACK FREEZING BAR」の営業は7月10日(日)まで。還暦を迎えるブラックニッカの魅力を、新しい飲み方で再発見してみよう。
BLACK FREEZING BARやキャンペーンの情報をはじめ、ブラックニッカの楽しみ方を紹介したウェブサイトはこちらから。
WMJ PROMOTION