まるでウイスキーのような熟成香のテキーラ
このたび数量限定で新発売された「サウザ オルニートス ブラックバレル」は、ウイスキーのように芳醇な香りが魅力のテキーラ。3段階のオーク樽熟成を経た、かつてないほど深みのある味わいを体験してみよう。
文:WMJ
サウザといえば、メキシコを代表するテキーラのトップブランドである。2015年のインターナショナル・スピリッツ・チャレンジでも「テキーラ プロデューサー オブ ザ イヤー」を受賞しているように、原料や製法へのこだわりも高く評価されている。このたび数量限定で新発売した「サウザ オルニートス ブラックバレル」は、特別な樽熟成を経た風味がウイスキーファンにも嬉しい品。その実体に迫るため、メキシコ合衆国大使館で開催されたレセプションを訪ねた。
カルロス・アルマーダ駐日メキシコ大使の挨拶に続いて登壇したのは、サントリースピリッツウイスキー輸入酒部課長の竹内淳氏。まずはテキーラに関する素朴な誤解を解こうと、来客たちに訴えた。
「テキーラは罰ゲームのお酒ではありません! そして必ず二日酔いになるわけでもありません(笑)。原料もサボテンではありません。アロエに似たアガベというリュウゼツランの一種なのです」
竹内氏によると、アガベの樹液はちょうどグレープフルーツのように爽やかな味。サウザでは、原料のブルーアガベの大部分を自家農園で栽培し品質を追及している。他社製テキーラのように皮ごと粉砕するのではなく、フルーティーなジュースだけを絞り出すため、とりわけすっきりとした繊細な味わいが特長なのだという。
新発売の「サウザ オルニートス ブラックバレル」は、このブルーアガベを100%使用している。2回の蒸溜を経て生まれるクリーンなスピリッツは、すでにサウザ特有のマイルドでスムースな風味を持っている。
「サウザ オルニートス ブラックバレル」の本領であるオーク樽の3回熟成は、ここから始まる。まずは、12ヶ月の熟成を経てベースとなるアネホテキーラが完成。次に内側をしっかりと焼き焦がしたアメリカンオーク樽に移し替えられ、4ヶ月熟成することでバーボンのような甘いバニラ香がつく。この工程が、ブラックバレルと呼ばれる所以であろう。そして最後にはソフトローストの新古樽で2ヶ月熟成し、やさしく味をまとめ上げる。樽を変えた通算18ヶ月の熟成で、まるでスコッチのように複雑な風味も加わるのだ。
驚きの熟成感と、ブルーアガベの爽やかさ
さあ実際にテイスティングしてみよう。色は輝かしい黄金色で、テキーラとしては格別な濃厚さである。鼻を近づけるとウイスキーのようなバニラ香があり、ジャスミンのような花の匂いや、心地よいスパイスも感じられる。
口に含むと、スムースでかすかにスモーキー。そしてウイスキーのような香りを纏いながらも、はっきりとブルーアガベのまろやかな甘味が感じられる。冴えたのどごしの後には特有の余韻があり、やはりテキーラ特有の高揚感に包まれてくる。この味わいが、発売以来アメリカで数々の賞を総なめにしているのも不思議ではない。
ブルーアガベのフレッシュな味わいに、驚きの熟成感が加わった「サウザ オルニートス ブラックバレル」は、楽しみ方のバリエーションも豊富である。お酒そのものをじっくりと味わうストレートやオンザロックはもちろん、BBT(ブラックバレル、ブラックペッパー、トニック)などのシンプルなカクテルもおすすめだ。マルガリータなどのフルーティーな定番カクテルに使用しても、独特の深みが加わったワンランク上の味が楽しめるだろう。テキーラを愛する竹内淳氏が、この新商品の魅力をあらためてアピールする。
「ウイスキーを思わせるプレミアムな香りと味わいが特長ですが、やはりこれはテキーラ。フレッシュなブルーアガベの香りが、陽気なエネルギーを与えてくれるお酒です。ぜひメキシコ人たちのようにリラックスして、明るい気分でゆったりとお楽しみください」
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