カテゴリ: 風味

141号 テイスティングコメント【前半/全2回】
from Issue 141 テイスティング:ローラ・フォスター、マーク・ニュートン 世界のウイスキー業界を代表する評論家が、最近発売された多彩なカテゴリーのボトルを試飲して、詳細なテイスティングノートを作成した。今回紹介する中にも、きっとあなたを魅了する銘酒があるだろう。

対極な個性のキーモルトが交差する、異色のブラックニッカが新登場
ハードでありながら、芳醇で豊かなコクがある。新発売の「ブラックニッカ クロスオーバー」は、対極の個性が交差するスリリングなウイスキー。驚きの風味をチーフブレンダーの手引きで体験した。

海抜0mで熟成された「ボウモア ヴォルト」が数量限定新発売
アイラモルトの女王と呼ばれるボウモア。スコットランド屈指の歴史を誇る蒸溜所で、特に象徴的な施設が海抜0mの「第1貯蔵庫」だ。打ち寄せる波しぶきのそばで熟成された、特別なウイスキーが数量限定で登場する。

ザ・グレンロセスが2種類の日本限定ボトルを数量限定発売
スペイサイドの伝統に根ざしながら、フロンティア精神にあふれたシングルモルトウイスキーで名高い「ザ・グレンロセス」。このたび発売される2種類の希少な日本限定ボトルは、「ヴィンテージ」と「ワイン」がキーワードだ。

ザ・マッカランの風味を守る究極の番人
スコッチを代表するブランドとしてシングルモルトブームを牽引し、大規模な新蒸溜所も建設中のザ・マッカラン。卓越したブランド価値を守り、未来へと受け継ぐための条件は何か。初来日を果たしたマスターディスティラー、ニック・サヴェージ氏のインタビュー。

次世代のスタンダード、「ダブルカスク」を解剖する
ファン待望の新ボトル「ザ・マッカラン ダブルカスク12年」の発売に合わせ、ザ・マッカランのマスターディスティラー、ニック・サヴェージ氏が来日した。比較テイスティングを軸に、ザ・マッカランが誇る樽熟成を分析。

アイラの秘密を味わう
モルトの聖地アイラ島のなかでも、ひときわ風土にこだわり抜いたウイスキーを生産するブルックラディ。伝説のヘッド・ディスティラーから受け継いだ秘密を、若きリーダーが新たなスタンスで提示する。

ブラックニッカで味わう60年の歳月
昨年11月に発売され、2ヶ月足らずで売り切れた「ブラックニッカ ブレンダーズスピリット」が数量限定で再発売される。ブレンドを構成する原酒のひとつが、1956年に余市蒸溜所で蒸溜された希少なモルト原酒だ。チーフブレンダーとともに味わう60年の軌跡。

バーボン人気再び
世界でも、日本でも、バーボンの人気が高まっている。とりわけ日本市場では、居酒屋フードとも相性のいいバーボンのハイボールがじわじわと浸透中。サントリースピリッツのウイスキー・輸入酒部長を務める森本昌紀氏が、現状分析と戦略の一端を明かしてくれた。