東京表参道のコンセプトバーでニッカの独創性を満喫
文:WMJ
創業90周年を迎えたニッカウヰスキーは、新たなコンセプト「生きるを愉しむウイスキー」を発表している。このメッセージが意味するのは、創業100年以降の成長を見据えた決意だ。そこには国内外のウイスキー市場におけるニッカのプレゼンスをアップデートしようというビジョンも反映されている。
ジャパニーズウイスキーの父といわれる竹鶴政孝の時代から、ニッカは国産ウイスキーを象徴する存在だった。日本のウイスキー消費者は、今でも9割以上がウイスキーをロック、水割り、ハイボールで楽しんでいる。だが欧米をはじめとする海外では、ウイスキーの繊細な香味を使ったカクテルが人気だ。そんなバーカルチャーのコミュニティで、ニッカはトップバーテンダーたちに革新的で創造的なブランドだとみなされている。
グローバルなトップブランドを目指すニッカウヰスキーは、世界市場でのポジショニングをいっそう明確に意識し始めている。そんな現在進行形のニッカらしさを存分に味わえるオフィシャルバーが、東京の中心地で来週からオープンすることになった。
バーの名前は「THE NIKKA WHISKY TOKYO(ザ ニッカウヰスキー トウキョウ)」。先鋭的なカクテルを通じて、ニッカウヰスキーならではのユニークな魅力とウイスキーの多様な楽しみ方を提案する。新たなニッカのコンセプト「生きるを愉しむウイスキー」が体感できるフラッグシップバーである。
場所は表参道交差点から歩いてすぐ。一流ブランドとストリートの流行が交錯する文化の坩堝で、新しいバーのコンセプトを一足先に体験した。
予想を遥かに超えるイノベーション
ガラス張りの大きなドアから店内に入る。ラウンジスペース「The Lounge -MEET-」は、ネオ・クラシックをイメージしたコンセプトだ。ここはウイスキーやバーなどへのなじみが薄い人々でも気軽にカクテルが楽しめる場所である。
その他にもシングルモルト余市をベースにしながら桜チップスモークで煙を演出した「オールド ファッションド」、ニッカ カフェグレーンをベースにコーヒーリキュールを使った「エスプレッソ マティーニ」、ニッカ カフェジンをベースにラズベリーピューレや泡立てた卵白を使った「クローバー クラブ」などのカクテルが供される 。どれも飲みやすく、遊び心にあふれている。
ラウンジの奥には、カウンターを中心にしたバースペース「The Bar -EXPLORE-」がある。ここでは日本国内のトップバー13店とコラボしたオリジナルカクテルを提供する場所。そのカクテルの内容は、想像を超えてハイレベルだ。
ニッカ カフェグレーンをベースに、コーヒーを蒸溜した芳香水やカカオリキュールなどでオールドファッションドをアレンジした「パーフェクト ニッカ」。ニッカ カフェグレーンをベースに、エスプレッソと炭酸を使ってエスプレッソマティーニをアレンジした「カフェ コン セルツ」。ニッカ カフェジンをベースに、花椒や牛乳やパイナップルなどで変わり種のクローバークラブをアレンジした「クローバークラブパンチ」。トップバーテンダーたちが、伝統を踏まえて考案した極めて独創的なカクテルに驚く。
入り口付近は物販コーナーの「The Shop -ENRICH-」になっている。ニッカウヰスキーのエンブレムやロゴの入ったオリジナルグッズが16種類。洗練されたデザインが印象的で、新しいニッカのコンセプトを持ち帰れるのが嬉しい。
ニッカウヰスキーのオフィシャルバー「THE NIKKA WHISKY TOKYO」は、8月7日から12月25日までの期間限定オープン。魅力的なカクテルだけでなく、限定品を含むニッカの特別なウイスキーなども提供する予定だ。ウェブサイトで予約してから出かけよう。
THE NIKKA WHISKY TOKYO住所:東京都港区北青山 3-5-27 1階(表参道駅から約1分) |
生きるを愉しむウイスキー。創業90周年を迎えたニッカウヰスキーの公式ウェブサイトはこちらから。