159号 テイスティングコメント 【前半/全2回】

June 6, 2019

from Issue 159

テイスティング:ロブ・アランソン、リンジー・グレイ


世界のウイスキー業界を代表する評論家が、最近発売された多彩なカテゴリーのボトルを試飲して、詳細なテイスティングノートを作成した。今回紹介する中にも、きっとあなたを魅了する銘酒があるだろう。

※参考価格は主に英国で販売された実勢価格を表示しており、日本国内では為替の変動や入手経路によって価格が大幅に変わる場合がございます。あらかじめご了承いただき、あくまで目安としてご覧ください。


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Whisky Magazine ではウイスキー専門家、作家、愛飲家によるテイスティングを毎号開催し、その情報を皆さんにお届けしています。

およそ700種類に及ぶ世界中から集められたウイスキーのテイスティングノートや情報はこちらからご覧いただけます。現在は多くのテイスティングコメントを皆様にお届けするために、バッチ(製造年)違いである同一商品のテイスティングも掲載しておりますので、現在発売されているウイスキーの評価とは限りません。予めご了承ください。


推奨ボトル

テイスターが判定したポイントの規定によってSilver Recommended(銀賞)もしくは Gold Editors Choice(金賞)が毎号決定します。

※テイスティングの対象ボトルには、日本国内では入手ができない銘柄も含まれますのであらかじめご了承ください。なおテイスティングノートの内容は、あくまでテイスティングをした評論家の個人的な感想です。

グレンゴイン レガシーシリーズ チャプターワン    48.0%

  • 蒸溜所名: グレンゴイン蒸溜所
  • 地域: ハイランド
  • 価格帯: £26-70
  • 入手可能場所: 全世界

ロブ・アランソンSCORE8.5

香り
早春のハリエニシダの花、焼いたパイナップル、バターたっぷりのショートブレッドビスケット。スモークした生のベーコン。やがてバターミント、ウッドバルサム(蜜蝋とリンシードオイルの香り)、アンズ入りデニッシュパンの甘い匂いなどに移行する。
クランチーバー(菓子)、ハニーコム、ダークチョコレート。かなり本格的なタバスコの辛味もある。アップルターンオーバーパイや唐辛子のジャムを思わせる甘味。
フィニッシュ
余韻は短いが、力強いスパイスによって本格的なパンチも感じさせる。唐辛子の辛い刺激も、ずっと続いている。
コメント
アルコール度数の割にはかなり辛口だが、とても楽しい味わいのウイスキー。

リンジー・グレイSCORE9.1

香り
フルボディの香りで唾液を誘う。ローストしたヘーゼルナッツとアーモンド。ダークチョコレートとプラムの砂糖煮。レーズン、ホットトフィーソース、油絵具、古い革のサドルバッグなどの要素が、湿ったカビっぽい甘みを放っている。
すぐに感じるのは辛味とスパイシーな味わい。シナモンシロップをかけたプラムの八角漬け、砂糖漬けのショウガと白コショウ。塩味のポップコーンを思わせる風味が、柔らかに立ち上がってくる。
フィニッシュ
フルボディで力強い後味が唾液を誘う。すべてを出し切るようなフィニッシュ。
コメント
ダンディーケーキとスパイシーなジンジャーブレッドを熱々のカスタードにからめ、古い図書館のなかで食べているような趣きのウイスキー。



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