WBA2025 ワールド・ビア・アワード2025結果発表
世界各地のビールの中から「世界一のビール」を決めるワールド・ビア・アワード(WBA)の今年の結果が発表され、「大山Gビール バーレイワイン」が世界最高賞のワールドベスト・ダークビールに輝いた。
『ワールド・ビア・アワード(WBA)』は ワールド・ウイスキー・アワード(WWA)を開催する英国パラグラフ・パブリッシング社が年に1度開催するビールの世界的コンペティションで、審査は「Taste」分野と「Design」分野にて行われる。
「Taste」分野の審査はすべてブラインドテイスティング(銘柄を伝えずに行うテイスティング方法)にて行い、10カテゴリーに設けられたスタイルごとにRound 1とRound 2の審査が行われ、Round 3の最終審査で各「カテゴリー」における頂点が決定される。
Round 1は各国の代表を決める世界大会に向けた予選である。各カテゴリーに設けられたスタイルごとに各国のスタイルの勝者「カントリーウィナー」が選出され、世界の強豪と戦う各国の代表ビールが決定する。Round 2が世界の強豪同士が凌ぎを削る世界大会のスタートである。このRound 2では各国の「カントリーウィナー」ビールをスタイルごとに競わせ「ワールドベスト・スタイル」が選ばれる。最終のRound 3では各カテゴリー内で「ワールドベスト・スタイル」同士を競わせ、晴れて10カテゴリーごとの「ワールドベスト・ビール」が決定する。
今年は56ヵ国から3,000銘柄以上のエントリーがあり、日本からのエントリーは121銘柄であった。この中で、Round 1を潜り抜け「カントリーウィナー」に選ばれた日本を代表するビールは41銘柄。さらにRound 2を勝ち上がり最終ラウンドへの切符である「ワールドベスト・スタイル」を手にしたのは12銘柄。そしてこの12銘柄のうち、「大山Gビール バーレイワイン」が最終ラウンドを制し、世界最高賞の「ワールドベスト・カテゴリー」に輝いた。
今回激戦を潜り抜け、見事ワールドベスト・カテゴリーに輝いた「Taste」分野10銘柄と「Design」分野のワールドベスト・カテゴリー11銘柄、ワールドベスト・スタイルを獲得した日本のビールは下記の通り。
【ワールドベスト・ビール受賞10銘柄】
【ワールドベスト・デザイン受賞10銘柄】
※11カテゴリーのうち、1カテゴリー受賞銘柄無し。
【ワールドベスト・スタイルを獲得した日本のビール】
【ダークビール カテゴリー】 <ワールドベスト・ダークバーレイワイン> 大山Gビール バーレーワイン/くめざくら大山ブルワリー |
【IPA カテゴリー】 <ワールドベスト・アメリカンスタイルIPA> LIBUSHI Bashamichi Existing is Exhausting/Anglo Japanese Brewing Company <ワールドベスト・ミルクシェイク/ニューイングランドIPA> Tohoku 6 Hop IPA/Be Easy Brewing |
【ラガービール カテゴリー】 <ワールドベスト・インターナショナルラガー> キリン一番搾り とれたてホップ/キリンホールディングス |
【ペールビール カテゴリー】 <ワールドベスト・アメリカンスタイルペールエール> 反射炉ビア 早雲/蔵屋鳴沢 <ワールドベスト・ゴールデンエール> JAPAN エール 香/SPRING VALLEY BREWERY |
【サワー & ワイルドビア カテゴリー】 <ワールドベスト・ランビック> Foeder Sour Vintage 2023/Anglo Japanese Brewing Company |
【スペシャリティビール カテゴリー】 <ワールドベスト・グレープエール> Beyond the border Rouge/牛久醸造場 <ワールドベスト・ヘリテージビール> ナインテイルドフォックス2014/那須高原ビール <ワールドベスト・ライスビール> SUSHI/ムギクラブルーイング |
【ウィートビア カテゴリー】 <ワールドベスト・ストロング> Foeder Sour Vintage 2023/Anglo Japanese Brewing Company |
ワールド・ビア・アワード2025の公式ページ(英語版)はこちらから。