ワールド・ビア・アワード2015開催

May 27, 2015

ウイスキーマガジン発行元であるパラグラフ・パブリッシング社主催の、世界のビールを対象にしたコンペティションが今年も開催される。


世界各地のビールの中から「世界一のビール」を決めるワールド・ビア・アワード(WBA)
ワールド・ウイスキー・アワード(WWA)を開催し、ウイスキーマガジン発行元でもある英国パラグラフ・パブリッシング社によるビールの世界的コンペティションだ。

WBAの審査は全てブラインドで行われ、4段階のステージから構成される。
ビール業界の評論家・専門家などが審査員となり、あらゆるスタイルのビールを公平・正当に評価するためのシステムをとっている。

アジア、アメリカ、ヨーロッパの各地域にて、カテゴリー内でさらに細かく分けられたスタイル別予選となる第1ステージを行う(例:ラガーカテゴリー内ではピルスナーやダークラガーなどのスタイルに分けられる)。ここで勝ち残ったビールは地域別のベストスタイル受賞となり、第2ステージに進む。アジア地区の場合は、日本にて審査を行う。

第2ステージでは、英国にて各地域から勝ち進んできたベストスタイルビールを競わせる。ここでワールドベスト・スタイルが決定、第3ステージへ進出となる。

第3ステージではワールドベスト・スタイルをカテゴリーごとに審査、そこで最終的に各ワールドベスト・カテゴリーが決定。
さらに第4ステージでは、8つのカテゴリー別ワールドベストを総合的に審査、ついに世界ナンバーワンが選ばれるのである。

昨年のWBA2014では、残念ながら日本からワールドベスト・カテゴリー入賞ビールは誕生しなかったが、ワールドベスト・スタイルを勝ち取ったアジア・オセアニア地区のビールは7銘柄(詳細はこちら)。WBA2013ではワールドベスト・フレーバードビールに「わらび座 田沢湖ビール ラオホ」(写真左)、ワールドベスト・スタウト&ポーターに「箕面ビール インペリアルスタウト」(同右)が輝いている。

現在、世界各地のブルワリーからのエントリーを各地域の運営組織にて受け付けている。日本はアジア・オセアニア地域に属し、ウイスキーマガジン・ジャパンを運営する株式会社ドリンクス・メディア・ジャパンが窓口となっている。

本年は世界のビールマーケットの中で、日本のビールがどのような活躍を見せるかに期待がかかる。結果発表は9月下旬を予定しているので、ビールファンの皆様には楽しみお待ちいただきたい。
また、ビール造りに携わり、出品についてご興味のある方は info@drinksmedia.jp までお問い合わせを。あなたのビールを世界に飛び立たせる大きなきっかけとなるだろう。

「ワールド・ビア・アワード」詳細(英国本部サイト)はこちら

過去のWBA結果
WBA2012 ワールド・ビア・アワード2012結果発表
WBA2013 ワールド・ビア・アワード2013結果発表
WBA2014 ワールド・ビア・アワード2014結果発表

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