フルーティで滑らかな「バランタイン リミテッド」が限定発売

December 19, 2016

ブレンデッドスコッチウイスキーの代表銘柄「バランタイン」から、数量限定で「バランタイン リミテッド」が発売される。長期熟成モルト原酒と軽やかなグレーン原酒をブレンドし、フルーティな風味と滑らかな口当たりが魅力だ。

文:WMJ
 

バランタインは、スコットランドを代表するブレンデッドウイスキーの銘柄である。ハイランド、ローランド、スペイサイド、アイラの4地方で生産された40種類以上のモルト原酒とグレーン原酒を厳選し、卓越したブレンディング技術から生み出す優雅な香りに定評がある。ウイスキー評論家のジム・マレー氏が「驚くほど構造化された偉大なスコッチの象徴」と称えた名門だ。

創業以来190年(バランタインブランドとしては117年)という長い歴史のなかで、バランタインのマスターブレンダーはわずかに5人。現在のマスターブレンダーが、5代目のサンディ・ヒスロップ氏である。今年2月に来日したヒスロップ氏は、バランタイン各銘柄の特徴を詳細に解説してくれた。やわらかくまろやかな甘味が、すべてのバランタインの共通点。だが熟成年ごとにブレンドの方向性は異なっている。「17年」はスムースでクリーミー。「21年」はレーズンを思わせるリッチな風味。30年はシロップ漬けの白桃のようにフルーティなふくよかさ。豊富な原酒を組み合わせながら、それぞれの個性を表現するのがブレンダーの使命である。

このたび発売される「バランタイン リミテッド」もまた、名高いモルト蒸溜所の原酒をたっぷりと保有するバランタイン社ならではのブレンドによって風味が構築されている。だがそれだけではなく、バランタインでもっとも貴重なモルトウイスキーとグレーンウイスキーからつくられた特別なブレンデッドウイスキーなのだという。

 

クリーミー、ソフト、スムースな味わい

 

ケースやボトルにはバランタインのブランドカラーでもあるロイヤルブルーを格調高くあしらっており、1本ごとにシリアルナンバーも記されている。希少な長期熟成モルト原酒を使用しているため、通年では販売できない限定生産だ。

グラスに注ぐと、ウイスキーの色はリッチなアンバーゴールドだ。香りは穏やかで、豊かな甘味とやわらかさを感じさせ、それが沸き立つような秋の香りへと変化していく。洋ナシやオレンジの甘いフルーツ香が、スムースでクリーミーなトフィーの香りと結びつく。リコリスやクローブのような感触もある。

口に含むとフレーバーがはじけ、いかにもバランタインらしい甘美な複雑さを見せてくる。熟れた洋ナシ、モモ、パッションフルーツ、豊かなバニラなどの風味。バランスのとれた、広がりを感じさせる余韻が長く続く。驚くほどに複雑で、ビロードのような滑らかさとクリーミーな味わいが印象的だ。

さまざまな熟成年の原酒を使用したウイスキーであることから、より自由に理想のブレンドが追求できるのも「バランタイン リミテッド」の強みというべきだろう。30年以上もの長期熟成を経たモルト原酒を、溌剌としたグレーン原酒が引き立てる。ボディーの口当たりは、まさにクリーミー、ソフト、スムース。良質なブレンデッドウイスキーの魅力をじっくりと味わえる1本だ。

2017年1月24日に発売となる「バランタイン リミテッド」は、2015年4月にも数量限定で発売されて大好評を博している。このチャンス再来にあわせて、スコッチを代表する卓越したブレンド技術の妙に触れてみてはいかがだろうか。

 

バランタイン リミテッド

容量:700ml
希望小売価格(税別):15,000円
アルコール度数:40%

発売日:2017年1月24日(火)

 

※価格は販売店の自主的な価格設定を拘束するものではありません。

ブレンデッドスコッチのトップブランド「バランタイン」の歴史、製法、愉しみ方、商品情報などを網羅した公式サイトはこちらから。

 

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