「バランタイン」が来年2月より順次パッケージをリニューアル

December 2, 2019

ブレンデッドスコッチウイスキー「バランタイン17年」「同21年」「同30年」のパッケージが、2020年2月下旬より順次刷新される。長い伝統を踏まえながら、モダンで洗練された新しいデザインに注目だ。

文:WMJ

 

ブレンデッドスコッチウイスキーを代表する銘柄「バランタイン」は、ウイスキー評論家のジム・マレー氏に「驚くほど構造化された偉大なスコッチの象徴」と称された傑作だ。ハイランド、ローランド、スペイサイド、アイラというスコットランドの4地方から良質なモルト原酒とグレーン原酒を厳選し、卓越したブレンディング技術でバランスのとれた味わいを生み出している。

バランタインを1827年に創設したのは、19世紀屈指のブレンダーとして名高いジョージ・バランタイン。異なった個性の原酒をブレンドすることで一貫した高品質を確立し、ウイスキー業界全体を大きく成長させる原動力となった。1895年にはヴィクトリア女王から英国王室御用達に指定され、国民的な銘酒としての地位を不動のものにしている。

バランタインの味わいは、わずか5人のマスターブレンダーによって受け継がれてきた。現在のマスターブレンダーは、5代目にあたるサンディー・ヒスロップ氏。幸運にも3代目ジャック・ガウディ氏と4代目ロバート・ヒックス氏の両名から薫陶を受け、2016年のインターナショナルスピリッツチャレンジでマスターブレンダー・オブ・ザ・イヤーに輝いた現代の名匠だ。

 

バランタインらしさを洗練させたモダンなデザイン

 

そんな超定番と呼ぶに相応しいバランタインのラインナップでも、「ザ・スコッチ」の異名をとる大人気商品が「バランタイン17年」だ。1937年に誕生して以来、80年以上にわたってブレンデッドスコッチウイスキーのお手本として世界中のファンを魅了している。同じく長期熟成の人気銘柄「バランタイン21年」や「バランタイン30年」も、サンディー・ヒスロップ氏がそれぞれ理想のフレーバーに磨き上げた傑作である。

この3本の主力商品が、2020年より順次新しいパッケージで生まれ変わるという。このたび発表された新デザインのラベルでは、バランタインの蒸溜所ロゴなどの伝統的な要素は残しながらも、「バランタイン」の文字と熟成年表記を中央に大きく配置している。ボトルの形状も下部を絞ったシャープなデザインに変更して、全体がスマートにドレスアップしたような印象だ。

バランタイン17年」は2020年2月下旬以降、「バランタイン21年」は2020年3月下旬以降、「バランタイン30年」は2020年6月中旬以降に、それぞれ新しい装いで日本市場に登場する。バランタインらしい世界観をさらに強調しながら、モダンな洗練を追求したパッケージデザインに注目しよう。
 

卓越したブレンド技術を誇る「バランタイン」の歴史、こだわり、商品ラインナップなどを網羅した公式ホームページはこちらから。

 

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