Modern Malt Whisky Market2014 レポート
9月18日(木)に開催された、Modern Malt Whisky Market 2014(以下モダンモルト)をレポート。
秋葉原UDX内の「アキバスクエア」では4度目、通算9回目の開催となったモダンモルト。
開催前の記者会見で、三陽物産株式会社代表取締役 成地 勉氏は
「ハイボール人気を入口に、若い方々のウイスキー人口が増えてきた。現在はシングルモルトが非常に伸びている。良いものを少しずつ楽しむ方向にシフトしていると感じる。今回もプロの方々を中心に、ウイスキーの良さを再確認して楽しんでいただきたい」と語った。
開場と同時に限定商品の即売コーナーは黒山の人だかりとなった。
今回も54万円のザ・マッカラン1946を始め、ホワイトボウモア1964、イチローズモルトのジョーカーなど目玉商品が並んでいたため、一時は押し寄せる来場者で騒然となった。
試飲ブースでは各社の新商品や主力商品が揃い、全て無料でテイスティングできる。秋のウイスキーシーズンを前に様々なブランドのアイテムが試せるとあって、開場1時間ほどで場内は熱気に包まれた。
入場時に1人1枚配られるチケットで1度だけ限定ボトルの試飲ができるプレミアムテイスティングには各社自慢の希少なボトルが並び、じっくりと選ぶ来場者の姿が見られた。
今回のセミナーは第一回目にタリスカー、ミニトークショーにはサマローリが登場。その後も続いた計4回の無料のセミナーとトークショーでは、生産者やブランドアンバサダーらによる各ブランドのつくりのこだわりや最新情報が披露された。
前回は来場者数1300人を記録し、今回はそれ以上を見込んでいたモダンモルト。春の大阪、秋の東京という年間2回のイベントとしてすっかり定着した感があるが、ついに10回目を迎える次回にもまた期待が大きくなる。
平日の開催のためなかなか参加が難しいことはあるが、数多くの無料のプログラムなど趣向が凝らされ、また気に入ったものを購入することもできる有意義なイベントなので、まだ来場されたことのない方も是非次回の参加をご検討いただければと思う。