SUNTORY WHISKY HOUSEオープン
ウイスキーづくり90周年を迎える今年、サントリー酒類株式会社が、創業の地である大阪で新しいウイスキーの情報発信拠点を築く。その発信源となる新施設の内覧会に訪れた。
大阪駅の新ランドマークとなるグランフロント大阪「ナレッジキャピタル」。この大阪を大きく変えるであろう新しい複合施設に、「SUNTORY WHISKY HOUSE」がオープンする。
ナレッジキャピタルの開放感溢れる吹き抜けのホールから2階へ上がると、「SUNTORY WHISKY HOUSE」のエントランスが見える。様々な色合いの琥珀色のボトルと樽の鏡板が並び、蒸溜所さながらの雰囲気で迎えてくれる。
そのエントランスに続くのは第1のゾーン「Whisky Gallery/樽ものがたり」。右手側にはサントリーウイスキーの歴史が体感できるギャラリー、左側にはウイスキーの樽材を再利用した家具が並ぶ。
ギャラリーにはウイスキーづくり90年の歴史がわかる歴史的な資料、懐かしい広告や世界的コンペティションでの数々の受賞歴を誇るトロフィーが展示されている。WWA2013の賞状とトロフィーの実物も置かれているので、こちらもぜひご覧いただきたい。
家具は、ウイスキーの熟成に50年~70年使われたというオーク材を再利用している。樽材となるのは樹齢100年以上の木というから、150年以上を経てなお家具として新たな役割を担っているのだ。オークの柾目材に現れる虎斑(トラフ)模様が見られ、非常に重厚感のある家具に仕上がっており、ウイスキー好きにはたまらない趣がある。ボールペンやコースターなどの小物も揃っており、樽材の手触りを身近に感じられるグッズとして人気があるという。
そのショールームのようなエリアを抜けると、第2のゾーン「Whisky Dining WWW.W(フォーダブリュー)」となる。こちらのコンセプトは「高品質のウイスキーとそれを引き立てる食事を提供するダイニングバー」。
氷・水・ソーダなどの材料からつくり方、オリジナルグラスと全てにわたってこだわっているが、手ごろな価格で山崎・白州・響などプレミアムウイスキーを楽しむことができる。しかもチーフブレンダー輿水氏も監修したというウイスキーとのマリアージュを追求したフードは絶品。このダイニングスペースでは今後「ウイスキー×食」をテーマにしたセミナーも開かれる予定とのことなので、注目したいところだ。
ちなみにフォーダブリューとは水(Water)・森(Woods)・風(Wind)・ウイスキー(Whisky)の4つのWの頭文字。ウイスキーを育む自然への思いを込めているそうだ。
そして一番奥にはボトルキープのできるカウンターバー「Whisky Bottle Bar DEN大阪」が第3のゾーンとして控えている。ウイスキーコンシェルジュがドリンクを提供する贅沢かつ上品な空間でありながら、気軽にボトルキープができる新業態のカウンターバーである。
カジュアルなダイニングから、じっくりと腰を落ち着けてウイスキーを堪能できるスペースまで多様なゾーンが用意されているので、数人でも、一人でもその日の気分によって好きなスタイルでウイスキーを楽しむ事が出来る嬉しい空間だ。
こちらの新店舗がオープンするのは明日4月26日(金)。ビル自体のオープンでもあるので、この大阪の新名所に足を運ぶとともに、ウイスキーならではの魅力、美味しさ、楽しさの体験を通じて、ウイスキーのある豊かなライフスタイルを体験いただければと思う。
SUNTORY WHISKY HOUSE
営業時間・問い合わせ:
「Whisky Gallery/樽ものがたり」 11:00~20:00
TEL 06-6359-3788
「Whisky Dining WWW.W」 ランチ11:30~14:00,ディナー17:30~23:00
TEL 06-6359-5177
「Whisky Bottle Bar DEN大阪」 17:30~24:00
TEL 06-6359-2177定休日: 無休
住所: 大阪府北区大深町3-1 うめきた・グランフロント大阪「ナレッジキャピタル」2F
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