世界のウイスキー

およそ700種類に及ぶ世界中から集められたウイスキーのテイスティングノートや情報はこちらからご覧いただけます。現在は多くのテイスティングコメントを皆様にお届けするために、バッチ(製造年)違いである同一商品のテイスティングも掲載しておりますので、現在発売されているウイスキーの評価とは限りません。予めご了承ください。

テイスティング

Whisky Magazine ではウイスキー専門家、作家、愛飲家によるテイスティングを毎号開催し、その情報を皆さんにお届けしています。

推奨ボトル

テイスターが判定したポイントの規定によってSilver Recommended(銀賞)もしくは Gold Editors Choice(金賞)が毎号決定します。


オルトモア12年  12年  46.0%

  • 蒸溜所名: オルトモア蒸溜所
  • 地域: スペイサイド
  • ブランド: ジョン・デュワー & サンズ
  • 価格帯: 26-70
  • 入手可能場所: 全世界

クリス・グッドラムSCORE8.2

香り
くっきり、ミネラル、フレッシュ。大麦と、オレンジの花のハチミツが底にある。バニラ様のオーク香を感じさせる深みがあり、後から焼いたトフィーやハーブのような香りをかすかに感じる。
香りよりフレッシュさには欠けるが、トフィーのようなオーク風味は増える。アンズ、大麦、石のような風味がかすかに立ち上がり、ハチミツのように滑らか。
フィニッシュ
心地よい爽やかなフィニッシュで、アルコールとミネラルの感触が突き抜ける。
コメント
香りには素晴らしい爽やかさがあり、味覚はその爽やかさを抑えこむようなオーク香があるものの、全体としてはアペリティフに向いた好ましいウイスキー。

オールウィン・グウィルトSCORE7.0

香り
香りは奇妙で、わずかに酸を感じ、その後でキャラメルや松の香りもある。やがてバニラ香や、さらにフローラルな匂いも開く。時間をかけると、より穏やかで魅惑的な香りが出る。だが10分経っても汗のようなパイナップル香は残っている。
実際のアルコール度数以上に熱を感じる。舌先が刺激でチクチクする。洋ナシ、オーク、キャラメルでコートしたリンゴのような味があり、そこにマジパンのような風味が割って入る。
フィニッシュ
フィニッシュの長さはミディアム。リンゴの風味が通り抜ける。わずかにドライな苦味がある。
コメント
はじめはやや不可解だったが、空気に触れさせると風味が開いた。