世界のウイスキー

およそ700種類に及ぶ世界中から集められたウイスキーのテイスティングノートや情報はこちらからご覧いただけます。現在は多くのテイスティングコメントを皆様にお届けするために、バッチ(製造年)違いである同一商品のテイスティングも掲載しておりますので、現在発売されているウイスキーの評価とは限りません。予めご了承ください。

テイスティング

Whisky Magazine ではウイスキー専門家、作家、愛飲家によるテイスティングを毎号開催し、その情報を皆さんにお届けしています。

推奨ボトル

テイスターが判定したポイントの規定によってSilver Recommended(銀賞)もしくは Gold Editors Choice(金賞)が毎号決定します。


スリーシップス 10年 リミテッドエディション    47.5%

  • 蒸溜所名: ジェームズ・セジウィック蒸溜所
  • 地域: 南アフリカ
  • ブランド: ディステル
  • 価格帯: 26-70
  • 入手可能場所: 全世界
  • 掲載号:140号

クリス・グッドラムSCORE9.1

香り
本当に印象的な香り。モモ、洋ナシ、マンゴー、パイナップルなどに、たっぷりとグラニュー糖をまぶしたような大量のフルーツ香。繊細なオーク香があり、あとから土と柑橘の匂いがやってきて甘味とのバランスをとる。
香りよりも静かだが、それでも口いっぱいに心地よい風味が広がる。モルト香と甘いビスケット風味が増し、大麦とゴージャスなハチミツ風味もある。熟成感のあるオーク、バナナ、アンズなどの風味が突き抜けてくる。
フィニッシュ
余韻は長くてフレッシュ。柑橘風味が分け入ってきて、甘味はあるものの土っぽいピート香を伴っている。
コメント
いつもなら香りの活発さを味わいで表現しきれていないウイスキーに不満を述べるのだが、この深みとクオリティはまったく非の打ち所がない。

ジョエル・ハリスンSCORE9.4

香り
心地よい年月の営みを感じさせる香り。少なくともよく熟成されたウイスキーであるといえるだろう。クリケットボールの革に、ラノリンもある。やわらかく、魅惑的。
ヘーゼルナッツとクリームの風味。亜麻仁油とバニラも感じる。ラノリンのようなウールの匂いも好ましい状態で残されており、暖かな毛布のように迎え入れてくれる。スモークしたブリスケットのような風味。
フィニッシュ
やわらかな砂糖、古い皮革、オーク、軽いスモーク香などの感触。
コメント
驚くべきウイスキー。必要な特性をすべて兼ね添えている。

タリバーディン 1970    40.5%

  • 蒸溜所名: タリバーディン蒸溜所
  • 地域: ハイランド
  • ブランド: タリバーディン蒸溜所
  • 価格帯: -181
  • 入手可能場所: 全世界
  • 掲載号:139号

クリス・グッドラムSCORE9.6

香り
年月を感じさせる香り。エレガントで、モルト香、ハーブ香、甘みが感じられる。スミレ色の香水、アルマニャックのようなドライプルーン、ブドウ、イチジク、クルミ。心地よいクリーミーなバニラ香がバランスをとり、ミルクチョコレートと緑茶の感触も現れる。
非常に複雑な味わい。熟成されたモルト、シェリー樽、微かに甘いナツメヤシ、プラム、プルーン。ここでも古いアルマニャックのような感触があるが、柑橘風味が爽やかにバランスを与え、クリーミーなバニラ風味が舌の中央を突き抜けてくる。
フィニッシュ
余韻は長く、荘厳で、豪華なスパイス(甘くてドライ)がある。バニラ、シガーの葉、茶葉の香りが持続する。
コメント
気高いまでにバランスよく熟成されたウイスキー。シェリーカスクの影響は理想的なレベルにあり、何十年間も熟成しているのに樽香はあくまで2次的な特徴に留まっている。

ジョエル・ハリスンSCORE9.5

香り
ウイスキーのテイスティングでは、いつもまさにこんな香りを待ち望んでいる。甘いイチゴ、バルサミコ酢、砕いた黒コショウが、絶妙なバランスで混在する香り。
非常によく熟成されたモルトウイスキーにみられる夢のような風味。採りたてのミントの感触が力強いオーク風味と共演し、そこに再びイチゴのフレーバーがやってくる。
フィニッシュ
ビンテージのスコッチで作ったカクテル「ブラッドサンド」に、ジャミードジャーのビスケットを添えたようなフィニッシュ。
コメント
ブリテン島本土でつくられたスコッチウイスキーの理想像(値段を見てため息)。

ポール・ジョン インディアンシングルモルト セレクトカスク ピーテッド    55.5%

  • 蒸溜所名: ジョン蒸溜所
  • 地域: インド
  • ブランド: ジョン・ディスティラリーズ
  • 価格帯: 26-70
  • 入手可能場所: 全世界
  • 掲載号:138号

クリス・グッドラムSCORE9.4

香り
最初はシャープで渋味も感じる。たくさんのピートとコーヒーの香り。その後で、ハチミツの香りがやってきてバランスをとる。モルトビスケットや土と、軽く薬っぽい感触がさらに続き、焦がしたブナ材の匂いもある。
重要感のあるフルボディ。大麦、オーク、ハチミツの風味。ピート風味が現れるまでに少し時間がかかるものの、ピートが心地よく軽い薬品のような特徴を立ち上げてくれる。加水するとかなり柑橘風味が強まり、オーク風味がわずかにグレーンのような印象を帯びる。そしてかすかなケロシンの感触も伴っている。
フィニッシュ
余韻は長く濃厚。口内を覆うわずかに煤けたピート香と、薬品のような風味が持続する。加水するとピート香がハーブの風味を強め、ここでもケロシンの感触を引き出してくる。
コメント
どこの国で生まれたものであれ、素晴らしいウイスキーはあくまで素晴らしい。

ジョエル・ハリスンSCORE9.3

香り
心地よいスモークの感触が鼻腔に留まって手招きをしつつ、黒糖や底流する温かい紅茶などの柔らかな香りを明らかにしてゆく。見事なウイスキーづくりの成果。
口に含んでも輝かしい。ちょうどよい度合いのスモーク、オーク、バニラの風味が揃っている。赤い核果のようなフルーツ風味がピートのスモークの中に隠れていて、スパイス風味に甘味を加えてくれる。
フィニッシュ
繊細で、余韻は長く持続する。ストレートでも、加水しても、どちらでも美味しく飲めるスモーキーなウイスキー。
コメント
このウイスキーで、ぜひブラッド&サンドを作ってみたい。あるいは水をほんの少しだけ入れて飲むのもいいだろう

ベンロマック 35年  35年  43.0%

  • 蒸溜所名: ベンロマック蒸溜所
  • 地域: スペイサイド
  • ブランド: ベンロマック蒸溜所
  • 価格帯: -181
  • 入手可能場所: 全世界
  • 掲載号:137号

クリス・グッドラムSCORE8.9

香り
濃厚で粉っぽい香り。成熟したオロロソに、オレンジの皮がまぶされている。かすかに糖蜜のようなスモーキーでプルーンを思わせる香りに、焚き火の燃えさし、青っぽいナッツ、ショウノウ、深煎りコーヒー、チョコレートオレンジが寄り添っている。
ダークハニーと糖蜜を感じさせる、やわらかで芳醇な味。焼けた木、スモーク風味、青っぽいナッツの感触もわずかにある。酸化したフルーツの特徴がたくさんあり、かすかに苦いチョコレートのようなタンニンと木のスパイスを感じる。
フィニッシュ
余韻は長く、くっきりとしている。ダークハニーでやわらげられたタンニン、甘いスパイス、レーズンのようなフルーツ風味が持続する。わずかに青っぽいナッツの渋味を感じさせる後味。
コメント
すっきりと熟成された、シェリー樽貯蔵の素晴らしいスペイサイドモルト。ディナー後の1杯にぴったり。

ジョエル・ハリスンSCORE9.5

香り
鮮やかなイチゴ、チェリー、赤リンゴなどの驚異的な香りが、デリケートだが至るところに偏在するオーク香と完璧にマッチしている。若々しい肉体に、成熟した顔の組み合わせ。
口に含んでも驚きは変わらない。フレーバーの玉手箱。ダークなブラックチェリーから、リッチなバニラとオーク風味まで、すべてが光り輝いている。
フィニッシュ
すべての要素が、フィニッシュに至るまで持続する。バランスも完璧。
コメント
フレーバーと落ち着きに満ち溢れた、極めてバランスのよいウイスキー。

グレンカダム 19年 オロロソシェリーカスクフィニッシュ  19年  46.0%

  • 蒸溜所名: グレンカダム蒸溜所
  • 地域: ハイランド
  • ブランド: グレンカダム蒸溜所
  • 価格帯: 71-120
  • 入手可能場所: 全世界
  • 掲載号:135号

クリス・グッドラムSCORE9.5

香り
ゴージャスな、トロピカルフルーツのモンスター。グアバ、パパイヤ、メロン、洋ナシ、バナナ、アンズ、モモ、ライム。見事に熟成されていて、底知れない深みがある。アカシアのハチミツ、ミネラル群、粉っぽいオークなどの感触。
ミネラル風味、柑橘、大麦が少し増した印象の幕開け。成熟したトロピカルフルーツ風味は、少々和らいでいるとはいえまだそこにある。舌の中央で柑橘とミネラルの風味を強く感じるが、クリーミーなオーク風味が角を取って滑らかにしてくれる。まさに堂々たる味わい。
フィニッシュ
柑橘とミネラルの感触はまだ続く。トロピカルフルーツの風味がエコーのように鳴り響き、香ばしく焼けたオークの風味もある。
コメント
こんなウイスキーとの出会いがあるから、テイスティングはやめられない。

ジョエル・ハリスンSCORE9.0

香り
クラシックなスコッチシングルモルトウイスキーの香り。オークのスパイス、バニラ、甘味、蒸溜所特有のフレーバーが素晴らしいバランスで共存している。モモとハチミツの香りが、別レベルの魅力を加えている。
分厚くオイリーな舌触り。素晴らしいマヌカハニー、石炭の粉、白い花、焼いた松の実。このウイスキーには、愛すべき「ヴィンテージ」の感触が備わっている。
フィニッシュ
甘い後味だが、基盤にはオークの苦味がある。バランスは非常によい。
コメント
古風なスタイルのシングルモルト。オークのフレーバーが重要なはたらきをしている。

ロンバード ジュエルズ・オブ・スコットランド ブローラ 1982 カスク#876    46.1%

  • 蒸溜所名: ブローラ蒸溜所
  • 地域: ハイランド
  • ブランド: ロンバード・ブランズ
  • 価格帯: -181
  • 入手可能場所: 全世界
  • 掲載号:134号

クリス・グッドラムSCORE9.2

香り
ピリリとした柑橘に、心地よいおがくずのようなアメリカンオークの香り。甘いハチミツの香りに、かすかなグースベリー、ライム、やわらかなスパイスなどが寄り添う。驚くべき深み。
くっきりした感触とミネラル風味。白いフルーツ、大麦、ライム、ヒヤシンスなどを伴う。甘いハチミツ風味とクリーム感に、おがくずのような熟成したオーク風味。見事なバランス。
フィニッシュ
余韻は長く、柑橘風味と唾液を誘うミネラル風味。繊細なコニャックを思わせるドライフルーツの余韻がある。
コメント
アメリカンオークで長期熟成された、クラシックなハイランドモルト。

ジョエル・ハリスンSCORE9.6

香り
スモーク香が、夏のフルーツや核果の香りと完璧な調和を見せている。リンゴの香りが立ち上り、うっとりするほど滑らかなスモーク香に包まれる。紛れもない長期熟成のしるし。しかしスピリッツがやつれた感じはまったくない。
舌の先に甘味。中央にオークのスパイス。奥にスモーク。ブリテン島本土でおこなわれていた、戦前のウイスキーづくりを髣髴とさせる。
フィニッシュ
完璧なまでにドライでスモーキー。ほんの少し熟成しすぎたら、別物になっていただろう。
コメント
ただ素晴らしいの一言。スモーク、ヒース、フルーツの風味が組み合わさった、戦前スタイルのウイスキー。

ジョン・E・フィッツジェラルド ベリースペシャルリザーブ    45.0%

  • 蒸溜所名: ヘブンヒル
  • 地域: ケンタッキー
  • 価格帯: -181
  • 入手可能場所: アメリカ
  • 掲載号:133号

クリス・グッドラムSCORE9.6

香り
複雑で濃厚。ツンとくる黒糖蜜、スピリッツのキレ味、旺盛なスパイス、黒いブルーンなどのフルーツを思わせるアルマニャックのようなランシオ香。ピリリとした柑橘、ダークチョコレート、コーヒー、粉っぽいスミレのような匂い、そして分厚いがお行儀のいいオーク香。
驚くほど軽やかでエレガント。この上なくジューシーで、分厚く、レーズンのように熟成したアルマニャック的なフルーツ風味。非常にみずみずしく、革、タバコ、スモーク、スミレなどの風味がある。わずかにドライなダークチョコレートのタンニンが舌の中央を突き抜ける。
フィニッシュ
ハーブやマールを感じさせる濃厚な風味が旺盛。涙が出そうなほど鋭く苦いチョコレートもある。糖蜜の風味と、抑制されたオーク風味がバランスをとっている。
コメント
怪物的だがエレガント。素晴らしく複雑。カスクストレングスでは、いったいどんな感じなのだろうか。

ジョエル・ハリスンSCORE9.1

香り
豊満な、肉のような匂い。だがジューシーな赤いベリー系フルーツの香りもある。プラムや料理用リンゴと一緒に煮た鹿肉のような感じ。素晴らしく洗練されたウイスキーづくり。
舌で感じる美味はほどよくドライ。カスクの影響は取り入れているものの、元々の風味のエネルギーは失っていない。ゆっくり飲んでもいいし、カクテルにも向いている。万能のフレーバー。
フィニッシュ
魅惑的なフィニッシュ。ほとんどサゼラックのカクテルと同じような後味。八角、チェリー、甘い砂糖の風味を残す。
コメント
このスパイシーなオーク風味が気に入った。ほんの少しカスクでの熟成期間が長かったらドライすぎる結果になったであろうが、このウイスキーは豊満で、力強く、堂々たる風格だ。

コンパスボックス ディス・イズ・ノット・ア・ラグジュアリー・ウイスキー    53.1%

  • 蒸溜所名: コンパスボックス・ウイスキー・カンパニー
  • 地域: スコットランド
  • ブランド: コンパスボックス
  • 価格帯: 121-180
  • 入手可能場所: 全世界
  • 掲載号:132号

クリス・グッドラムSCORE9.0

香り
美しいバランスに恵まれた、エレガントで成熟した香り。コニャックを思わせるドライフルーツ、メープルシロップ、土のようにダークな茶葉の匂い。おがくずを思わせるオーク香がゴージャスに構え、そこにライムやレモンの香りが爽やかさを加える。かなりフルーティーで、トロピカルなメロン、アンズ、キウィの感触がある。時間が経つにつれてバター、ミント系のハーブ、スパイスが現れる。
かなり爽やかな柑橘を感じさせる味。徐々に立ち上がるハチミツ風味と、粉っぽいオーク風味もある。香りと同じように、アンズ、メロン、グアバを感じさせるトロピカルな感触。粉っぽくてやや苦いタンニンが、アルコールの勢いを借りながら舌の中央を突き抜けてくる。それでも口中を圧倒する訳ではなく、まさに絶妙なバランスを保っている。
フィニッシュ
余韻は長く、爽やかで、くっきりとしてハーブを感じさせる。クリーミーなオークのバニリンがやや禁欲的な感じだが、粉っぽいスパイスがそれを埋め合わせようとしている。
コメント
実にお見事。厳しすぎる意見を言わせてもらえるなら、フィニッシュにもう少しだけ甘味があればさらに好みだった。

ジョエル・ハリスンSCORE9.3

香り
ブレンデッドウイスキーの構成は、釣り合いとバランスにかかっている。パンドラの箱を開いてしまうようなタイプは望まない。このウイスキーは、アルマニャックのようなイチジクと焼いたココナッツのような構成だ。リッチでバランスがよく、極めて魅力的。
大柄でオイリーなウイスキー。かすかなスモークの印象、熟成したラムの甘味、柑橘の皮の風味をわずかに入れたレモンドリズルケーキの厚切り。アンズ風味がやってきて、その後でスモークが横切っていく。
フィニッシュ
力強く、あたたかで、豊かなフィニッシュ。ハチミツと無塩バターを塗った、分厚いホールグレーンのトーストのような余韻。
コメント
ブレンドの構成は、どんよりとした曇りの日のような結果に終わることも少なくない。灰色で、じめじめして、憂鬱な感じだ。このウイスキーはそんな雲を切り裂いている。こんな品質の商品が生み出されることこそが、ブレンドの不思議を表している。

プロメテウス 26年    47.0%

  • 地域: スペイサイド
  • ブランド: グラスゴー・ディスティラリー・カンパニー
  • 価格帯: -181
  • 入手可能場所: 全世界
  • 掲載号:131号

クリス・グッドラムSCORE9.4

香り
ツンとくる、土のような、麦わらにも似た完熟フルーツのアロマ。エッジの効いたコロンビアコーヒー、ドライなシェリー由来のスパイス、青々としたハチミツ、プラムのようなフルーツ煮、プルーン、ダークチョコレートなどの心地よいミックス。柑橘の特徴が徐々に現れて示唆に富んだ深い香りになる。
やわらかな、フルボディーで成熟した風味。プルーン、クルミ、ダークハニー、アルマニャックのようなランシオ香。熟れたフルーツ、やや苦味ばしったオーク風味、バランスのよい木のスパイス、柑橘、ミネラル風味などの素晴らしいコンビネーション。
フィニッシュ
非常に長くジューシーなフィニッシュ。熟成したアルマニャックのようなドライフルーツ香とスパイスが持続する。最後には粉っぽいココアパウダーの感触もある。
コメント
いやはやなんとも。まるで欠点の見当たらない、長期熟成のスペイサイドモルト。

ジョエル・ハリスンSCORE9.0

香り
ジンジャーケーキ、ルビーグレープフルーツ、パイナップルのアップサイドダウンケーキ、タバコ、革などの匂い。
ショウガの辛み、鍬を入れたばかりの土を思わせる風味、そしてオークのスパイスがたくさん。シナモンとウイキョウ。
フィニッシュ
あたたかなスパイス、トルココーヒー、熱々のホワイトチョコレートソース。
コメント
素晴らしいウイスキー。あらゆる要素が含まれており、正真正銘の熟成感とフルーティさが感じ取れる。

ロンバード ジュエルズ・オブ・スコットランド スプリングバンク 19691969    41.1%

  • 蒸溜所名: スプリングバンク蒸溜所
  • 地域: キャンベルタウン
  • ブランド: ロンバード・ブランズ
  • 価格帯: -181
  • 入手可能場所: 全世界
  • 掲載号:130号

クリス・グッドラムSCORE9.3

香り
一度香りを嗅いだだけで、どこの蒸溜所のウイスキーであるか間違えようがない。クラシックで、粉っぽく、非常に成熟している。主張が強いながらもソフトなシェリーウッドのタンニン、アルマニャックのようなプルーン香、プラム、レーズン、甘いレッドグレープ、オレンジ、クルミ。かすかにフレンチコーヒー、粉っぽいスミレと香水の匂い。非常にしっとりとして、退廃的なまでにジューシー。背後では海辺の匂いがかすかに漂い、繊細なスモークとコショウのようなスパイスもある。
美しい熟成の成果。乾燥プラム、プルーン、レーズンが、すべてダークチョコレートとやわらかなシェリーウッドのタンニンに包まれている。かすかにスミレのポプリ、香水、ふんだんな粉っぽいシェリー由来のスパイスが味覚に押し寄せる。なんと豊かな味だろう。
フィニッシュ
素晴らしい長さ。軽く塩気を帯びたドライフルーツ、甘いスミレの芳香、粉っぽいピート香が持続する。
コメント
おお。おおお。おおおお。おおおおお!(言葉にならない。)

チャールズ・モンタナーロSCORE8.4

香り
驚くべき香り。潮気、皮革、スグリ。海辺にいるような気分を思い起こさせる。明確にオイリーかつ蝋のような匂いがあり、深いモルト香を伴っている。
美味。甘い大麦風味、ビスケット、バターを塗りたてのトースト、かすかなアーモンドが、オレンジとカカオニブに移行する。心地よい潮とスモークの風味は一貫してそこにある。
フィニッシュ
オイリーでフルボディ。くっきりとしたオーク香を伴うヨード。
コメント
最初に香りを嗅いだときから、最後の一口までずっと楽しめるウイスキー。火にあたりながらいつまでもゆっくりと飲んでいたい。