「Tokyoインターナショナル・バーショー +ウイスキーライヴ2014」レポート
9/20、21に開催された日本最大規模のお酒の祭典「Tokyoインターナショナル・バーショー +ウイスキーライヴ2014」(以下TIBS)をレポート。
ウイスキーライヴとしては13回目、バーショーとなってからは3回目の開催となる今回のTIBS。2日間に渡って行われたウイスキーとカクテルの祭典…ご来場いただいた方はお楽しみいただけただろうか?今回ご来場いただけなかった方にも会場の熱気をお伝えできるよう、レポートをお届けする。
まず恒例のオープニングセレモニーではウイスキーマガジン発行元のパラグラフ・パブリッシング社社長 デミアン・ライリースミス氏が挨拶。
引き続きメインステージでは「WHISKY Magazine Japan presents “匠の技 ジャパニーズ・ブレンディング” ~Inside the Blending Room~」が行われた。
サントリー酒類株式会社 福與 伸二氏、ニッカウヰスキー株式会社 佐久間 正氏、キリンビール株式会社 田中 城太氏、本坊酒造株式会社 久内 一氏、株式会社ベンチャーウイスキー 肥土 伊知郎氏と、錚々たる顔ぶれが登壇。世界でもこのジャパニーズウイスキーのつくり手5人が一堂に会してのトークショーはこの場だけであろう。
それぞれ今一押しのボトルを手に登壇した5人のパネラーには、各社におけるジャパニーズウイスキーの強みや特色、ブレンディング哲学、そして今後の計画やニューリリースの紹介をたっぷり30分お話しいただいた。こちらのトークショーの内容は、後日詳細にアップするのでどうぞお楽しみに。
会場内のブースでは、色鮮やかなカクテルやニューリリースのボトルが勢揃い。
ブレンダーや生産者からサーブされる試飲アイテムに、来場者は質問を交えながらテイスティングを楽しんでいた。ニッカウヰスキー株式会社では今月30日に発売となるボトルが先行で試飲に提供されていたが、こちらも後日のレポートをお待ちいただきたい。
TIBS初登場のカバラン蒸溜所、アムルット・ディスティラリーズ、ベルギーのボトラーズAsta Morris、アメリカのクラフト系蒸溜所FEW、バルコンズ蒸溜所のボトルも好評を博していた。
カクテルデモンストレーションも多数行われており、モニターを使用したプレゼンテーションや華やかなキャンペーンガールから手渡される見事なカクテルの数々に、会場内の至る所で歓声が沸いた。
メインステージでは着物姿の女性バーテンダーが華麗なパフォーマンスを披露した「第2回なでしこカップ」、「シェリーカクテルコンペティション」、海外ゲストのトークショーなど豪華なプログラムが行われ、見どころが盛りだくさん。
さらにミニステージで行われたセミナー、東京ドームホテル内で行われた海外ゲストやバリスタ、シェリー協会のマスタークラスなど知的好奇心を刺激するプログラムが多数。ただ試飲を行うだけではなく学び、参加する楽しみもある独特のイベントとしてお楽しみいただけたことと思う。
デミアン・ライリースミス氏は「世界中で行われているウイスキーライヴの中でも華やかさや内容の濃さはトップレベル。海外からの訪問者が増えていることも頷ける」と語った。
2日間の総来場者数は8,200名を数えた今回のTIBS。次回の開催は来年春を予定…続報をお待ちいただければと思う。