東出昌大、ウイスキーへの愛を語る
サントリーウイスキー「トリス」の誕生70周年を記念して、六本木ヒルズに期間限定の「70周年記念 トリスBAR」がオープンしている。来店した俳優の東出昌大さんが、仕事やウイスキーへの思いを語った。
文：WMJ
オールドファンにはおなじみの「トリスウイスキー」が発売されたのは、戦後間もない1946年のこと。あらゆる物資が不足している復興期にも、手頃な価格で品質のよいウイスキーが楽しめるトリスの評判は上々だった。1950年、池袋で1号店が開店したトリスバーはたちまち人気を博し、最盛期には約2,000店という大ブームに。カウンターと脚の長いスツールのスタンドバーで、仕事帰りのサラリーマンたちが1日の疲れを癒やした。
高度成長期を生きる人々の心に安らぎを与えながら、日本にウイスキー文化を根付かせたのもトリスウイスキーの功労といえるだろう。有名な「人間らしく、やりたいナ」という広告コピーを書いたのは、サントリーの前身である寿屋宣伝部でPR誌『洋酒天国』の発行人を務めていた開高健。イラストレーターの柳原良平らとともに、ウイスキーは新しい市民文化の先陣を切っていた。
そんなトリスブランド70周年を記念したトリスBARが、六本木ヒルズの大屋根プラザに期間限定でオープンしている。昨年9月に発売され、テレビCMでもおなじみの「トリス〈クラシック〉」をロックやハイボールで気軽に味わえるのが嬉しい。
開店の日、さっそく店に現れたのは俳優の東出昌大さんである。CMでの東出さんは、初めての部下を持ち、不安を抱きながらも新規プロジェクトに取り組む20代半ばの会社員という役柄だ。初めて入ったバーで何を頼んでいいのかわからず、柄本明さん演じるバーテンダーにトリスを勧められる。だが素顔の東出さんは、もとより大のウイスキーファンなのだという。
「寒い大晦日の夜、ウイスキーをスキットルに入れて、ちびちび飲みながら除夜の鐘を聞きにいったりします。親友から結婚祝いにもらったロックグラスが宝物。大きな氷を入れてウイスキーを注ぎ、読書や映画鑑賞を楽しみながら一日の疲れを癒やしています」
ずっとそばに置いて、長く楽しみたいウイスキー
いつもの作法で、東出さんがトリス＜クラシック＞のオンザロックをつくる。グラスを傾け、ウイスキーを口に含むと表情がほころんだ。
「この自然な甘味とやさしい香りがトリスの魅力。お酒が強くても弱くても、思い思いに楽しめる贅沢ですね」
外で飲むこともあれば、友人たちを招いて自宅でお酒を酌み交わすこともある。東出さんにとっては、どれもがかけがえのない時間だ。
「幼なじみや学生時代からの友達とはワイワイやりますが、仕事仲間とウイスキーを飲み交わすときは、やはり仕事の話が中心になります。俳優業への情熱や、普段は言えないようなことも語り合えて、それがまた至福のひとときでもあるんです。20歳で初めて飲んだときから、背伸びしてウイスキーを飲んでいる感覚はありました。でも背伸びするからこそ培われるものもあるし、そこに贅沢さの本質があるのかもしれません」
同じウイスキーでも、飲むときの状況によって味や感じ方が違ってくる。それがウイスキーの最大の魅力なのだと語る東出さん。役者にとって、ウイスキーは人間の成熟を映す鏡のような存在なのだ。
「名作と呼ばれる小説は、何十年も経ってから再読しても新しい発見を与えてくれます。それと同じように、ウイスキーもこれから10年、20年とそばに置いて楽しんでいく存在。父がお酒を飲み始めた頃には、すでにトリスバーがあったそうです。酒は百薬の長といいますが、家族で健康を維持して、20年後に子供と一緒にウイスキーを楽しめたら、それ以上の幸せはありませんね」
期間限定のトリスBARと、BARグラスが当たるキャンペーンで楽しもう
「トリス〈クラシック〉」のキーモルトは、「シェリー樽モルト」と「オイリーな香味の白州モルト」。スパニッシュオーク由来の熟成香を生かしながら、白州モルトがボディに厚みを与えている。その風味を、サントリーの福與伸二チーフブレンダーは「料理に例えるなら、出汁のかすかな旨味に支えられた素朴な旨さ」と表現した。風味の薄さを強い香味でごまかすのではなく、あくまで飲み飽きしない深みで勝負しているのだ。またブレンディングを担当した土肥真路さんは、「ソーダで割ってもくずれないバランスの良さを念頭に置いた」と説明している。
そんな「トリス〈クラシック〉」がCMさながらのムードで味わえる「70周年記念 トリスBAR」は、4月20日（水）までの期間限定営業。トリス＜クラシック＞をベースにした「ハイボール」（200円）と、「東出スタイル ロックセット」（ナッツと持ち帰り用ロックグラス付きで300円）がおすすめだ。チキンフリット（500円）、燻製卵の春キャベツ入りポテトサラダ（500円）などの軽食も楽しめる。
また7月31日（日）までのキャンペーン「おうちでBARグラスセット当たる。」も見逃せない。対象商品のキャンペーンシールに印字された14桁のシリアルナンバーをキャンペーンサイト（http://toryscp.jp）で入力すれば、猿江ガラスのハンドメイドによる美しいオリジナルロックグラスを700名様にプレゼント。店頭のボトルにもぜひご注目を。
| 70周年記念 トリスBAR
場所：六本木ヒルズ 大屋根プラザ 営業期間 営業時間 |
70年の伝統を受け継ぐ「トリス〈クラシック〉」のブランドサイトはこちらから。
「おうちでBARグラスセット当たる。」キャンペーンサイトはこちらから。
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