台北で2大ドリンクイベントが同時開催
台湾が世界のウイスキー市場における存在感を増している。年に一度のビッグイベントが台北で同時開催される8月15〜16日は、同地のウイスキー熱を実感できるチャンスだ。
2015年版モルトウイスキー年鑑によると、台湾におけるスコットランド産のモルトウイスキー消費量は2011〜2013年の間にも年間5%の伸び率を見せており、2012年にはフランスを抜いて米国に次ぐ消費国となっている。繊細で高品質なスコッチモルトはトレンドのメインストリームに乗り、消費者の知識欲も豊富だ。テイスティングイベントも盛況で、台湾におけるウイスキー市場の成熟を反映している。
ウイスキーマガジン台湾の編集長やワールドウイスキーアワードの審査員を務める黄培峻(エリック・ホアン)氏は、2006に台湾で華緯國際股份有限公司(Magny International Co. Ltd.)を設立し、台湾でのウイスキー輸入を主導してしてきた若き実業家。近年はビジネスを中国本土や香港に広げ、本年初頭に香港でウイスキーバー「セーフバブル&モルト」を開店した。2009~2013年までウイスキーライヴ台北を、2013年からは「ウイスキーラックス」を開催し、2013年と2014年の「ビアレボルーション」でクラフトビールの普及にも力を入れている。
2013年に開催された第1回ウイスキーラックス台北では、提供されたウイスキーの総額が22,000英ポンド(400万円)を上回った。第3回となる2015年のウイスキーラックス台北は規模をさらに拡大し、参加ブランドは50以上を数える。ファンの旺盛な知識欲を満たすため、ウイスキーラックス台北は各ブランドによるマスタークラスを開催する。普段は入手が極めて困難な限定品のウイスキーが味わえるチャンスになるだろう。
またこのウイスキーラックス台北と同日程で、バー文化やカクテルの普及を目的とした第1回台北バーショーも同じビル内で開催される。約100ブランドが集うバーショーへは、カクテル先進国である日本を始め世界の著名なバーテンダーたちが集い、その豊かな経験と優れた技術をステージで披露してくれる。この夏をさらに熱くする、台湾随一のドリンクフェスを夏休みの予定に加えてみてはいかがだろうか。
ウイスキーラックス台北/台北バーショー
8月15日(土)15:00-21:00、8月16日(日)14:00-20:00
会場:台北ニューホライズン(台北文創大楼)14F&6F(台北市信義区菸廠路88号)
入場料:ウイスキーラックス台北は1日2,000台湾ドル、2015台北バーショーは1日500台湾ドル
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