130号 最新テイスティング【後半/全2回】
from Issue 130
テイスティング:クリス・グッドラム、チャールズ・モンタナーロ
世界のウイスキー業界を代表する評論家が、最近発売された多彩なカテゴリーのボトルを試飲して、詳細なテイスティングノートを作成した。今回紹介する中にも、きっとあなたを魅了する銘酒があるだろう。
※参考価格は主に英国で販売された実勢価格を表示しており、日本国内では為替の変動や入手経路によって価格が大幅に変わる場合がございます。あらかじめご了承いただき、あくまで目安としてご覧ください。
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Whisky Magazine ではウイスキー専門家、作家、愛飲家によるテイスティングを毎号開催し、その情報を皆さんにお届けしています。
およそ700種類に及ぶ世界中から集められたウイスキーのテイスティングノートや情報はこちらからご覧いただけます。現在は多くのテイスティングコメントを皆様にお届けするために、バッチ(製造年)違いである同一商品のテイスティングも掲載しておりますので、現在発売されているウイスキーの評価とは限りません。予めご了承ください。
推奨ボトル
テイスターが判定したポイントの規定によって「ウイスキーマガジン特選」,「コストパフォーマンス抜群」,「ウイスキーマガジンおすすめ」が決定されます。
※テイスティングの対象ボトルには、日本国内では入手ができない銘柄も含まれますのであらかじめご了承ください。なおテイスティングノートの内容は、あくまでテイスティングをした評論家の個人的な感想です。
ロンバード ジュエルズ・オブ・スコットランド スプリングバンク 19691969 41.1%
- 蒸溜所名: スプリングバンク蒸溜所
- 地域: キャンベルタウン
- 価格帯: -181
- 入手可能場所: 全世界
チャールズ・モンタナーロSCORE8.4
- 香り
- 驚くべき香り。潮気、皮革、スグリ。海辺にいるような気分を思い起こさせる。明確にオイリーかつ蝋のような匂いがあり、深いモルト香を伴っている。
- 味
- 美味。甘い大麦風味、ビスケット、バターを塗りたてのトースト、かすかなアーモンドが、オレンジとカカオニブに移行する。心地よい潮とスモークの風味は一貫してそこにある。
- フィニッシュ
- オイリーでフルボディ。くっきりとしたオーク香を伴うヨード。
- コメント
- 最初に香りを嗅いだときから、最後の一口までずっと楽しめるウイスキー。火にあたりながらいつまでもゆっくりと飲んでいたい。
クリス・グッドラムSCORE9.3