135号 テイスティングコメント【前半/全2回】
from Issue 135
テイスティング:クリス・グッドラム、ジョエル・ハリスン
世界のウイスキー業界を代表する評論家が、最近発売された多彩なカテゴリーのボトルを試飲して、詳細なテイスティングノートを作成した。今回紹介する中にも、きっとあなたを魅了する銘酒があるだろう。
※参考価格は主に英国で販売された実勢価格を表示しており、日本国内では為替の変動や入手経路によって価格が大幅に変わる場合がございます。あらかじめご了承いただき、あくまで目安としてご覧ください。
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Whisky Magazine ではウイスキー専門家、作家、愛飲家によるテイスティングを毎号開催し、その情報を皆さんにお届けしています。
およそ700種類に及ぶ世界中から集められたウイスキーのテイスティングノートや情報はこちらからご覧いただけます。現在は多くのテイスティングコメントを皆様にお届けするために、バッチ(製造年)違いである同一商品のテイスティングも掲載しておりますので、現在発売されているウイスキーの評価とは限りません。予めご了承ください。
推奨ボトル
テイスターが判定したポイントの規定によってRecommendedもしくは Editors Choice が毎号決定します。
※テイスティングの対象ボトルには、日本国内では入手ができない銘柄も含まれますのであらかじめご了承ください。なおテイスティングノートの内容は、あくまでテイスティングをした評論家の個人的な感想です。
グレンカダム 19年 オロロソシェリーカスクフィニッシュ 19年 46.0%
- 蒸溜所名: グレンカダム蒸溜所
- 地域: ハイランド
- 価格帯: 71-120
- 入手可能場所: 全世界
ジョエル・ハリスンSCORE9.0
- 香り
- クラシックなスコッチシングルモルトウイスキーの香り。オークのスパイス、バニラ、甘味、蒸溜所特有のフレーバーが素晴らしいバランスで共存している。モモとハチミツの香りが、別レベルの魅力を加えている。
- 味
- 分厚くオイリーな舌触り。素晴らしいマヌカハニー、石炭の粉、白い花、焼いた松の実。このウイスキーには、愛すべき「ヴィンテージ」の感触が備わっている。
- フィニッシュ
- 甘い後味だが、基盤にはオークの苦味がある。バランスは非常によい。
- コメント
- 古風なスタイルのシングルモルト。オークのフレーバーが重要なはたらきをしている。
クリス・グッドラムSCORE9.5