Ardbeg Day 2014 「ピート・サッカー大会」開催

June 13, 2014

毎年恒例となったアードベッグ・デー、今回は5/31に豊洲にて開催された。

参加型のイベントとして定着した「アードベッグ・デー」。この発端は5月末から6月にかけての1週間、アイラ島で行われる「アイラ・フェスティバル・オブ・ミュージック&モルト」の蒸溜所オープンデーだ。アイラ島のフェスティバルに来ている人だけでなく、世界中のファンにアードベッグで乾杯してほしいという目的で制定された。

今年のコンセプトは「クールな音楽とピートに囲まれた優雅な1日」
アイラウイスキーには決して欠かすことのできない、そしてアードベッグにとっては特に重要なピートにオマージュを捧げ、ワールドカップで世界中がサッカーに熱狂する今夏を前に「アードベッグ・ピート・サッカー大会」を行うとのことで、開催前から話題になっていた。
また、アードベッグ・デーのための限定商品「オーリヴェルデ」が世界同時解禁されるため、熱心なアードベギャン(アードベッグファン)たちはこの日を心待ちにしていたようだ。

当日、会場にはこの日のために特設の「ピート・サッカーコート」が造られ、事前申し込みで参加を希望したサッカーチーム(5~8名1組)13組がトーナメント式で優勝を競った。
特設コートには泥が敷きこまれており、そのコートを囲むように設置されたテーブルと、アードベッグやフードを提供するブース、そして正面のステージではDJの音楽やパフォーマンスが行われ、本家アイラ島のフェスティバル同様音楽とアードベッグを楽しめる趣向だ。

ウェルカムドリンクはブランドのシグネチャーアイテムでもある「アードベッグ テン」。そしてこの日発売の「アードベッグ オーリヴェルデ」もグラスで提供された。「オーリヴェルデ」という名前は「金色に輝くウイスキーの色(auri=金)」と「アードベッグのボトル、アイコンカラーであるグリーン(verdes=緑)」に由来する。さらにこの2色を国旗の色に掲げるワールドカップ開催国ブラジルチームの愛称でもあるそうだ。
今回の限定品は鏡板の内側部分に特殊な加熱処理加工を加えてあるとのこと。スモーキー&ピーティーが特色のアードベッグにモカやバニラのアロマを添えている。

ブースコーナーには武蔵小杉の「ALFA CROSS」、銀座の「KATSU THE HAMILTON」、南青山の「Helmsdale」が出展。
それぞれ得意のフードも提供しており、サッカー観戦を盛り上げる。「Helmsdale」ではアードベッグをソースに使用したたこ焼きや焼きそばが販売され、爽やかな5月の屋外イベントにお祭りの要素を添えていた。

メインのピート・サッカー大会では、各チーム泥だらけになりながらの熱戦が繰り広げられた。泥の中では通常以上の体力が奪われることも想像に難くないうえ、真夏を思わせる炎天下。出場者たちは時には観戦席まで泥を飛ばしつつ(そのためこの日のドレスコードは「汚れても良い服装」だった)、過酷ともいえるトーナメントを進めていった。
その結果、このピート・サッカー大会を制したのはGAKU-MCさん率いる「ARDBEG DAY SPECIAL TEAM」。オーリヴェルデの特大サイズのゴールドボトルとトロフィーを手にしたチーム一同は、全身を覆う泥を気にすることなく満面の笑みを浮かべた。

  

今回は屋外で太陽を浴びながら、スポーツと音楽とウイスキーを楽しむという、これまでにないイベントとなったが、参加者は非常に楽しそうであった。
一定の年齢に達すれば、日頃ここまで泥だらけになることもあまりないはずだ。日焼けも服の汚れも気にせず、思い切り体を動かしたり声援を送ったり…お酒のイベントなのに、ここまで皆が童心に返ったような無邪気な笑顔を弾けさせているのも珍しい。スマートかつ陽気な大人の泥遊び、といえばこの日の雰囲気は伝わるだろうか?

アードベッグの「愛好家を楽しませよう」「型にはまらず好きなようにアードベッグを飲んでほしい」というメッセージが伝わってくる数々のイベントは、確実にファンの心を掴んでいるだろう。
本年、ウイスキーマガジンが主催する「アイコンズ・オブ・ウイスキー」にてウイスキーディスティラリーマネージャー・オブ・ザ・イヤーに輝いたアードベッグ蒸溜所長のミッキー・ヘッズは事前にこう語っていた…
「毎年アードベッグ・デーには、世界中の多くのファンを蒸溜所へ招きます。
今年はピート・サッカーを日本、台北、サンフランシスコ、ロンドンなど世界各地で開催します。アイラモルトの中でも、最もピーティーで複雑な味わいを持つアードベッグのファンの皆様は、お近くのアードベッグ ピート・サッカーに是非ご参加ください。
もちろん応援だけでも結構です。ピートとウイスキーという最も愛するものに囲まれた、素晴らしい一日になることでしょう!」

確かに、誰もがアードベッグの日を祝う喜びに満ちた最高の1日を過ごしたはずだ。この日参加が叶わなかった方も、本日から始まるワールドカップをオーリヴェルデとともに楽しんではいかがだろうか?

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