コニャックの新しい贅沢を、クルボアジェ<エクストラバガンス>で体験
オレンジやローズの華やかな香りと、フルーティで繊細な味わいの卓越したバランス。4大コニャックのひとつとして世界中で愛されているクルボアジェから、クルボアジェ<エクストラバガンス>が日本でも発売された。パリ黄金時代の贅沢を、モダンでスタイリッシュに楽しめる新しいコニャックだ。
文:WMJ
1809年に創業したクルボアジェは、200年以上の歴史を誇るコニャックの老舗ブランドである。限られた地域の良質なブドウのみを使用し、小型蒸溜器から抽出するオードヴィーを厳選した樽材で熟成。エマニュエル・クルボアジェがパリのベルシー地区に店を出して間もなく、噂を聞きつけた皇帝ナポレオン・ボナパルトが来訪し、ナポレオン3世の時代には皇室御用達に指定された。
クルボアジェの隆盛と時を同じくして、パリはベルエポック(ゴールデンエージ)の時代を迎える。さまざまな技術革新が産業界を躍進させ、優れた芸術家たちがパリに居を構えて、ブラッスリーでの文化談義も盛んになった。この時代の一大イベントが1889年のパリ万博であり、そのシンボルといえばあのエッフェル塔だ。塔の完成を祝って振る舞われたコニャックが、他でもないクルボアジェなのである。
クルボアジェ<エクストラバガンス>が、日本で発売された11月4日。フランスから来日したグローバル・ブランド・アンバサダーのレベッカ・アセリーヌさんが、ベルエポックのパリの雰囲気について解説してくれた。
「すべてが生まれ変わる期待に満ちた時代。困難に挑んで、変革を成し遂げたエッフェル塔の完成を祝うには、未来へのビジョンを示すドリンクが必要でした。クルボアジェは、そんなイメージにぴったりだったのでしょう」
「エクストラバガンス」とは、英語で「贅沢」の意味。パープルを印象的にあしらったエレガントなボトルは、1900年に建設されたグランパレをイメージしてデザインされている。建築もコニャックも、長い時間と英知によって磨かれた複雑な芸術品であり、未来に伝えるべきフランスの誇りである。
コニャックを新旧のスタイルでテイスティング
チューリップ型のグラスに、赤みがかった琥珀色のコニャックが注がれる。レベッカさんが、クルボアジェ<エクストラバガンス>のテイスティングをリードしてくれた。
15年熟成の原酒から来る、デリケートな香り。オレンジ、ローズ、アーモンド、ドライフルーツなどが華やかに広がる。ほんの少し口に含むと、フルーティで絹のように繊細な口当たり。ハチミツのような甘味や、ローストしたアーモンドのような風味は、丹念に樽の内側をトーストすることで生まれるという。
そして最後には、心地よい余韻が長く続く。パリのパン屋さんから漂ってくるブリオッシュのような匂いは、蒸溜前に残存しているイースト菌の効果なのだとレベッカさんが説明する。
「とても鮮やかなブレンドです。軽やかなアロマを放ちながら、あくまで複雑な特性を保っています。4大コニャックで唯一、2種類の樽で熟成した原酒をブレンドしているのがクルボアジェ。マスターブレンダーの一人が語った『オーケストラのようなブレンド』という意味がおわかりいただけるでしょう」その後、パーティー会場で味わったのは、クルボアジェ<エクストラバガンス>をソーダで割った「クルボアジェスパークリング」だ。精緻なブレンドでつくり上げた味わいは、ストレートやロック以外の飲み方にも向いている。ジンジャーやシャンパンで割る新しい潮流にも、クルボアジェはぴったりなのだとレベッカさんは説く。
「クルボアジェは、19世紀半ばからカクテルベースにも使用されてきました。ブレンドが適切であるからこそ、ソーダで割っても複雑さを失わずに、特長がはっきりと打ち出せるのです」
趣向を凝らしたおつまみとの相性もいい。コニャックのソーダ割りには、どんなマリアージュの可能性があるのだろうか。
「個人的なおすすめは、やはりチーズとブドウの盛り合わせ。でも脂が乗ったお刺し身やお鮨にも、クルボアジェは驚くほど相性がいいんですよ」
世界のコニャック市場は直近10年で20%、対2000年比で約30%という大幅な成長を遂げている。この日、サントリースピリッツの森本昌紀ウイスキーブランド部長は、新商品にかける思いを口にした。
「ウイスキーブームの後には、同じブラウンスピリッツのブランデーブームが必ずやってきます。このコニャックも、サントリーのプレミアムブランドの柱のひとつになるでしょう」
冬に暖炉のそばでグラスを傾けるイメージだけでなく、年中多彩なスタイルで楽しめるのが、クルボアジェ<エクストラバガンス>の魅力。モダンでスタイリッシュなコニャックの新時代は、まだ始まったばかりである。
何かを祝いたくなるコニャック、クルボアジェ<エクストラバガンス>の詳しい情報はこちらから。
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