六本木ヒルズの大屋根プラザに、ウイスキーの香りが帰ってきた。ブルックラディの日本初開催イベント で、憧れのアイラ気分を満喫しよう。
文:WMJ

 

芽吹いたばかりの鮮やかな新緑に、春の日差しがきらめいている。暖かい空気に漂ってくるのは、華やかなモルトウイスキーの香りだ。

イベント会場を彩る木々や麦畑は、ほぼすべてが自然にリサイクルできるエコな環境。テロワールを大切にするブルックラディらしいこだわりだ。

ここは六本木ヒルズの大屋根プラザ。コロナ禍の前には、数々のイベントが開催されてきたおなじみの場所である。1年以上の沈黙を経て、この都会のオアシスにもようやくウイスキーイベントが帰ってきた。

しかも今回ポップアップバーを開設するのは、アイラモルトのなかでも特に独自のこだわりを貫くブルックラディ。本格的なブルックラディのイベントは、なんと日本初開催なのだという。

本日から開催されている「ブルックラディ The Pop-Up」は、スコッチシングルモルトウイスキーのブルックラディをテーマとするイベントだ。

天然の麦、芝、木で構成した会場には、ウイスキーの聖地アイラ島を思わせる大自然のエッセンスがたっぷり。イベント終了後にはこれらの資材の80%は自然環境に戻されるのだという。サステナビリティを重視するブルックラディならではの配慮だ。半屋外のライブラリーや特設されたピクニックスペースは、リラックスしてウイスキーを味わうのに最高の環境だ。

アイラの大地を体現したモルトウイスキーの数々

事前にネット予約していたセミナーで、ウイスキーの試飲が始まる。ナビゲーターは、日本語が堪能なアンバサダーの“ウイスキージャック”。ブルックラディのウイスキーづくりや、飲み比べのポイントなどを説明してもらう。

ウイスキーファンにはおなじみのアイラ島で、1881年に創設されたブルックラディ蒸溜所。個性派がひしめくアイラモルトの中でも、その反骨心は他の追随を許さない。真のアイラ産であることにこだわってあらゆる情報を公開し、昔ながらの伝統的なウイスキーづくりを維持している。

軽食やスイーツもスコットランド流。シェパーズパイはブルックラディで香り付けされており、一部はテイクアウトも可能だ。

ブルックラディ蒸溜所から、世界に送り出されるウイスキーは3タイプ。エレガントで華やかなノンピートの「ザ・クラシック・ラディ」、味わい深いスモーク香が特長の「ポートシャーロット」、世界でもっともスモーキーな「オクトモア」だ。今回のイベントでは、この3つのウイスキーブランドはもちろん、アイラのボタニカルを使用したジン「ザ・ボタニスト」も味わえる。アンバサダーの“ウイスキージャック”によるセミナーはネット予約が可能だ。

ドリンクやスナックは、ポップアップスペシャルバーでオーダーしよう。ブルックラディの全国のパートナーバーが考案した、日替わりのカクテルも楽しめる。支払いはすべてキャッシュレスなので、現金は使用できない。入場時には検温とアルコール消毒もあり、感染症拡大の防止策は徹底されている。スペシャルショップに並ぶ会場限定アイテムも魅力的だ。

ピクニック気分でウイスキーを楽しめるイベント「ブルックラディ The Pop-Up」は、4月11日(日)まで六本木ヒルズ大屋根プラザで開催されている。同時に4〜5月はブルックラディが六本木エリアをジャックし、日本全国の提携店ブルックラディのパートナーバーで特別プロモーションも計画されている。六本木を訪れるのが難しい方でも、お近くにブルックラディを知り尽くしたバーがあるかもしれない。ぜひマップを調べてみよう。

春の幕開けを祝うシングルモルトウイスキーのポップアップバー。六本木の心地よいスペースで、遠くアイラの風を感じてみよう。