WBA2021 ワールド・ビア・アワード2021結果発表

September 14, 2021

今年も世界のビールを対象としたビアコンペティション『ワールド・ビア・アワード(WBA)』が開催され、世界各国から寄せられた数多くのビールの中から「Taste」分野の最高賞となるワールドベスト・カテゴリー10銘柄と「Design」分野の最高賞となるワールドベスト・カテゴリー8銘柄が決定!

『ワールド・ビア・アワード(WBA)』は ワールド・ウイスキー・アワード(WWA)を開催する英国パラグラフ・パブリッシング社が年に1度開催するビールの世界的コンペティションで、審査は「Taste」分野と「Design」分野で行われる。

「Taste」分野の審査はすべてブラインドテイスティング(銘柄を伝えずに行うテイスティング方法)にて行われ、まず10個のカテゴリーに設けられた「スタイル」ごとにRound 1とRound 2の審査が行われ、Round 3の最終審査で各「カテゴリー」における頂点が決定される。

Round 1は各国の代表を決める世界大会に向けた予選である。各カテゴリーに設けられたスタイルごとに各国のスタイルの代表「カントリーウィナー」が選出され、世界の強豪と戦う代表ビールが決定する。そしてRound 2、ここからが世界の強豪同士が凌ぎを削る世界大会のスタートである。このRound 2では各国の「カントリーウィナー」を獲得したビールをスタイルごとに競わせ「ワールドベスト・スタイル」が選ばれる。最終のRound 3ではこの「ワールドベスト・スタイル」同士を各カテゴリー内で競わせ、晴れて10カテゴリーにおける「ワールドベスト・ビール」が決定する。

今年は58ヶ国から3,300銘柄を超えるエントリーがあった。
日本からのエントリーは104銘柄で、Round 1を潜り抜け日本を代表する「カントリーウィナー」に選ばれたのは29銘柄。このうちRound 2を勝ち上がり最終ラウンドへの切符「ワールドベスト・スタイル」を手にしたのは、いわて蔵ビールの『レッドエール』と『禁酒時代のヒール』、秋田あくらビールの『あきたこまちIPL』、富士桜高原麦酒の『夢幻』の合計4銘柄。しかし、残念ながら最終Round 3で世界の頂点に輝くには至らなかった。また、「Design」分野でも『ワールドベスト・デザイン』を獲得した銘柄は残念ながら誕生しなかった。

今回激戦を潜り抜け、見事ワールドベスト・カテゴリーに輝いた「Taste」分野10銘柄と「Design」分野のワールドベスト・カテゴリー8銘柄は下記の通り。

【ワールドベスト・ビール受賞10銘柄】

<ワールドベスト・ダークビール>
- World’s Best Dark Beer -
クオリファイド
タックスマン ブリューイング カンパニー(米国)
<ワールドベスト・フレーバードビール>
- World’s Best Flavoured Beer -
レクセレンス デュ ヴァルデュー
ブラッセリ― ド ラベイ デュ ヴァルデュー(ベルギー)
<ワールドベスト・IPA>
- World’s Best IPA -
ワンダラー
ホエーラーズ ブリューイング カンパニー(米国)
<ワールドベスト・ラガー>
- World’s Best Lager -
ケラービア
カールスバーグ(ドイツ)
<ワールドベスト・ノー&ローアルコール>
- World’s Best No & Low Alcohol -
ギャラクティック ミルク スタウト
ビッグドロップ(英国)
<ワールドベスト・ペールビール>
- World’s Best Pale Beer -
ブロンド
アノスケーテ(フランス)
<ワールドベスト・サワー & ワイルドビール>
- World’s Best Sour & WILD BEER -
10-4-20
インディー エールハウス(カナダ)
<ワールドベスト・スペシャリティビール>
- World’s Best Speciality Beer -
クリークブリュット エクストラ
リーフマンス(ベルギー)
<ワールドベスト・スタウト&ポーター>
- World’s Best Stout & Porter -
スタウト
サルト(セルビア)
<ワールドベスト・ウィートビール>
- World’s Best Wheat Beer -
ブルグス タルヴェビア
ブラウェライ ドゥ ハルヴマーン(ベルギー)

 

【ワールドベスト・デザイン受賞8銘柄】

<ワールドベスト・ボトルデザイン>
- World’s Best Bottle Design -
ザ オリジナル
イン&ガン(英国)
<ワールドベスト・ボトルレンジデザイン>
- World’s Best Bottle Range Design -
マイゼル&フレンズのボトルレンジ
(ドイツ)
<ワールドベスト・缶デザイン>
- World’s Best Can Design -
ドブレIPA
アンバー(スペイン)
<ワールドベスト・缶レンジデザイン>
- World’s Best Can Range Design -
ブリューポイントの缶レンジ
(英国)
<ワールドベスト・ラベルデザイン>
- World’s Best Label Design -
ピルスナー
チャーロ(メキシコ)
<ワールドベスト・マルチパックデザイン>
- World’s Best Multipack Design -
トリプレット
マイクロブラッセリー タドゥサック(カナダ)
<ワールドベスト・ニューローンチ>
- World’s Best New Launch -
ペールエール
マイゼル&フレンズ(ドイツ)
<ワールドベスト・リデザイン/リローンチ>
- World’s Best Redesign/Relaunch -
プレミアム ペールエール
アフィニティ(英国)

 

【ワールドベスト・スタイルを獲得した日本のビール】

【ダークビール カテゴリー】
<ワールドベスト・ダーク・イングリッシュスタイル・エール>
- World’s Best Dark English Style Brown Ale -
レッドエール
いわて蔵ビール
【ラガービール カテゴリー】
<ワールドベスト・ラガー・ホッピーピルスナー>
- World’s Best Lager Hoppy Pilsener -
あきたこまちIPL
秋田あくらビール
【ノー&ローアルコールビール カテゴリー】
<ワールドベスト・ノー&ローアルコール・ペール>
- World’s Best No & Low Alcohol Pale -
禁酒時代のヒール
いわて蔵ビール
【スペシャリティビール カテゴリー】
<ワールドベスト・スペシャリティ・ライ>
- World’s Best Speciality Rye -
夢幻
富士桜高原麦酒

 

ワールド・ビア・アワード2021の公式ページ(英語版)はこちらから。

 

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