アイラの海が香る「ボウモア ヴォルト」が今年も数量限定発売
アイラモルトの女王と謳われるボウモア。長い歴史を誇る蒸溜所の象徴は、海抜0mの場所にある「第1貯蔵庫」だ。波しぶきを感じるようなウイスキーが、今年も数量限定で登場する。
文:WMJ
岩がちな海岸沿いの古い蒸溜所に、大きな波しぶきが打ち上がる。そんなアイラモルトのイメージは、実在する貯蔵庫から生まれたものだ。漆喰の白壁に、大きく「ボウモア」と記されているのが見えるだろう。
インナーへブリディーズ諸島の最南端に位置するアイラ島は、言わずと知れたウイスキーの聖地。この島で最古の歴史を誇るのが、1779年創業のボウモア蒸溜所だ。伝統のフロアモルティング製法を今でも守り、麗しい気品と力強さを兼ね添えたシングルモルトウイスキーで「アイラモルトの女王」と称えられている。
ボウモア蒸溜所の敷地内には、3棟の貯蔵庫がある。特に有名なのは「No.1 Vaults(ヴォルト)」、つまり第1貯蔵庫だ。海に面して建つボウモア最古の貯蔵庫で、海抜は実に0メートル。天候によっては、外壁に大西洋の波しぶきが容赦なく打ちつける。周囲にはいつもスプレーのように海水のアロマが舞い上がり、貯蔵庫内にもかすかに潮の香りが漂っているという環境だ。
これ以上ないほどに、アイラ島らしい場所で熟成されたシングルモルトウイスキー。それが昨年に引き続いて数量限定発売される「ボウモア ヴォルト」である。
海のように深い余韻が魅力
「ボウモア ヴォルト」は厳選されたバーボン樽で熟成され、51%という高めのアルコール度数で深い味わいを表現している。ラベルに記された「アトランティック・シーソルト」の文字通り、潮風を浴びるようなアロマが特長だ。
グラスに注ぐと、色はバーボン樽熟成らしく鮮やかなゴールド。香りは陽光をふんだんに浴びながら熟したフルーツが海水を浴びたような印象だ。
口に含むと、塩気のあるハニーコムに、スパイスの効いたココアの風味。ヨードに浸したブラッドオレンジを思わせる味わいもある。
そして圧巻は、いつまでも続く潮風のフィニッシュだ。ブラックベリー、海塩、金柑などの余韻を感じながら、深い海へと潜っていくような印象にとらわれる。
まさにボウモア第1貯蔵庫ならではのマイクロクライメート(微気候)が表現された繊細なウイスキーが「ボウモア ヴォルト」である。この唯一無二の魅力を、今年もじっくりと味わってみたい。
ボウモア ヴォルト容量:700ml ▼発売期日:2018年6月5日(火)(数量限定) ▼発売地域:全国 |
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