ボウモアの新たな通年商品「ボウモア ナンバーワン」が登場
エレガントなピート香で「アイラモルトの女王」と称されるボウモアから、新しい通年商品が登場する。「ボウモア ナンバーワン」は、蒸溜所の歴史を象徴する「第1貯蔵庫」で熟成された味わいが魅力だ。
文:WMJ
インナーへブリディーズ諸島の最南端に位置するアイラ島は、ウイスキーファンなら誰でも知っているスコッチウイスキーの聖地。なかでも最古の歴史を誇るのが、1779年創業のボウモア蒸溜所だ。伝統のフロアモルティングや小型のポットスチルで、「アイラモルトの女王」と呼ぶに相応しい優雅なウイスキーを生産し続けている。
この伝統のブランドから、新しいシングルモルトの通年商品が発売されるのは嬉しい驚きだ。「ボウモア ナンバーワン」という商品名は、ボウモア蒸溜所の「No.1 Vaults」つまり第1貯蔵庫のことを謳ったものである。
このボウモア最古の貯蔵庫は、波打ち際の岩盤を削り取った海抜0メートルの場所に建っている。半地下の庫内では床が海面よりも低く、天候によっては外壁に大西洋の波しぶきが打ちつけるため、いつもかすかな海水のアロマに満たされた環境だ。
潮の香りと甘美な気品から「海のシングルモルト」とも称されるボウモア。その魅力を象徴する第1貯蔵庫は、約240年前からここで静かにウイスキーを熟成している。
ファーストフィルのバーボン樽原酒のみで熟成
新商品の「ボウモア ナンバーワン」は、誰でもボウモアブランドを気軽に楽しめる味わいが魅力である。ボウモア蒸留所の第1貯蔵庫で熟成されたファーストフィルのバーボン樽原酒を100%使用。おなじみのフルーティでスモーキーな酒質に、バーボン樽の原料であるアメリカンオークの特性がマッチしている。
グラスに注ぐと、色はバーボン樽熟成らしいハニーゴールド。香りにはバニラの甘さ、シナモンのスパイス、オーク由来のスモーク香といった樽熟成の影響が表現されている。
ひとたび口に含むと、唾液を誘う柑橘風味が広がってくる。ハニーコムやココナッツフレークのような甘味に満たされ、ボウモアらしいピートのスモーク風味が台頭。このピート香がバニラやライムの香りを引き連れて最高潮へと上りつめるフィニッシュも印象的だ。
潮とバニラの香りが溶けあい、心地よくスモーキーな味わいが特長の「ボウモア ナンバーワン」。波の音が聞こえる貯蔵庫を思い浮かべながら、新しいユニークな味わいを楽しんでみたい。
ボウモア ナンバーワン容量:700ml アルコール度数:40% 希望小売価格:3,500円 ※価格は販売店の自主的な価格設定を拘束するものではありません。
発売期日:2018年5月22日(火) 発売地域:全国 |
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