ワールド・ビア・アワード2014開催
今年、世界のビールの栄冠を勝ち取るのは…!? 世界のビールを対象にしたコンペティション開催。
世界各地のビールの中から「世界一のビール」を決めるワールド・ビア・アワード(WBA)が今年も開催される。
ワールド・ウイスキー・アワード(WWA)を開催する英国パラグラフ・パブリッシング社によるビールの世界的コンペティションだ。
WBAの審査は全てブラインドで行われ、4段階のステージから構成される(右表参照)。
ビール業界の評論家・専門家などが審査員となり、あらゆるスタイルのビールを公平・正当に評価するためのシステムをとっている。
アジア、アメリカ、ヨーロッパの各地域にて、カテゴリー内でさらに細かく分けられたスタイル別予選となる第1ステージを行う(例:ラガーカテゴリー内ではピルスナーやダークラガーなどのスタイルに分けられる)。ここで勝ち残ったビールは地域別のベストスタイル受賞となり、第2ステージに進む。
第2ステージでは、英国にて各地域から勝ち進んできたベストスタイルビールを競わせる。ここでワールド・ベスト・スタイルが決定、第3ステージへ進出となる。
第3ステージではワールド・ベスト・スタイルをカテゴリーごとに審査、そこで最終的に各ワールド・ベスト・カテゴリーが決定。
さらに第4ステージでは、8つのカテゴリー別ワールド・ベストを総合的に審査、ついに世界ナンバーワンが選ばれるのである。
昨年のWBA2013ではワールド・ベスト・フレーバードビールに「わらび座 田沢湖ビール ラオホ」(写真左)、ワールド・ベスト・スタウト&ポーターに「箕面ビール インペリアルスタウト」(同右)が輝いている。
審査を行ったアドリアン・ティアニー・ジョーンズ氏は「日本のビールが2つのカテゴリーで最高峰となったことは、日本のクラフトビールが世界中の優れたビールと肩を並べただけでなく、それをも超えられる存在となったことを証明している」
とコメントしている。
現在、世界各地のブルワリーからのエントリーを各地域の運営組織にて受け付けている。日本はアジア・オセアニア地域に属し、ウイスキーマガジン・ジャパンを運営する株式会社ドリンクス・メディア・ジャパンが窓口となっている。
本年は世界のビールマーケットの中で、日本のビールがどのような活躍を見せるかに期待がかかる。結果発表は9月下旬を予定しているので、ビールファンの皆様には楽しみお待ちいただきたい。
また、ビール造りに携わり、出品についてご興味のある方は info@drinksmedia.jp までお問い合わせを。あなたのビールを世界に飛び立たせる大きなきっかけとなるだろう。