プレミアムな90アイテムが勢揃い「ウイスキーライヴ・パーティ2016」の楽しみ方

August 25, 2016

選りすぐりのプレミアムウィスキーを取り揃えた「ウイスキーライヴ・パーティ2016」が、9月7日（水）にパークホテル東京で開催される。90種類の特別なボトルからテイスティングが楽しめ、さらに抽選によるプレゼントや、大好きな銘柄の生産者と親密に語り合えるチャンスも魅力だ。イベントのために用意される目玉ボトルの一部をご紹介。

文：WMJ

2000年に日本で初開催されて以来、いまや19ヶ国27都市までに広がったビッグイベント「ウイスキーライヴ」。日本では過去13回開催され、昨年からはプレミアムウイスキーが親密に楽しめるパーティ形式の「ウイスキーライヴ・パーティ」に装いを変えている。9月7日（水）の開催を目前に控え、今年も同イベントでしか味わえない特別なボトルのラインナップが各社から出揃った。

まずサントリーの山崎蒸溜所からは、シングルモルト山崎の味わいに欠かせないバーボンバレル原酒だけをヴァッティングした「山崎バーボンバレル2011」。白州蒸溜所からは、白州ファンに人気の高いスモーキー香がいっそう深く感じられる「白州へビリーピーテッド2012」が登場する。ともに終売ボトルとあって注目は必至だ。

そしてニッカウヰスキーは、余市蒸溜所と宮城峡蒸溜所からそれぞれ「シングルカスク余市」と「シングルカスク宮城峡」を出品する。ボトリングの詳細は当日会場でのお楽しみとなるが、レアなシングルカスクを味わえるとあってファンの期待は高まっている。ニッカが誇るブレンデッドモルト「竹鶴21年ピュアモルトポートウッドフィニッシュ」も見逃せない。

また本坊酒造のマルス信州蒸溜所は、シェリーオークとアメリカンホワイトオークで静かに熟成したモルト原酒を、マルス山梨ワイナリーの赤ワイン樽で1年以上追加熟成した「シングルモルト駒ヶ岳 Sherry ＆ American White Oak 2011 Wine Cask Finish」が目玉。さらには2012年蒸溜のモルト原酒に20年以上長期熟成された古酒をヴァッティングした「シングルモルト駒ヶ岳ネイチャーオブ信州　竜胆」も登場する。共に生産終了商品とあって、レアな魅力が楽しめるまたとないチャンスだ。

人気の秩父蒸溜所からは「イチローズモルト秩父オン・ザ・ウェイ」などが提供される予定だ。

本場スコットランドからの注目ボトル

スコッチウイスキーでは、昨年アジア市場向けに初リリースされて人気を博したアラン蒸溜所の「アランエンジェルズリザーヴ」が要チェックだ。あまりの美味しさに天使たちがいつもよりたくさんの分け前を持っていったという樽だけを集め、カスクストレングスでボトリングした限定品である。

またスプリングバンク蒸溜所の「スプリングバンク21年」は、オロロソシェリー樽で21年熟成した、これから発売となる日本市場向けの限定品だ。

インディペンデントボトラーズも負けてはいない。ケイデンヘッドからは、ホグスへッドで32年熟成したシングルカスク「カリラ1984」が登場する。80年代の長熟カリラがカスクストレングスで味わえるチャンスは見逃せない。

そしてベリー・ブラザーズ&ラッドは「ベンリネス1988」をこのイベントにぶつけてきた。ホグスヘッドで28年熟成した原酒を、復刻ラベルとグリーンボトルでリリースした話題の逸品である。28年という長い年月を経て、加水なしでアルコール度数が自然に46.1度までに変化した味わいは、これまでのベンリネスのイメージを覆すような80年代の名作といえるだろう。
ブレンデッドなら、ブティックウイスキーの「ブティックウイスキーブレンデッッドウイスキー#1 バッチ2」も注目に値する。ワールドウイスキーアワード（ＷＷＡ）2015のブレンデットウイスキー部門で世界第1位に輝いたウイスキーのバッチ2（リリース済み）である。

さらに参加者のもうひつのお楽しみが、特別ボトリングのプレゼント。まだ発売前の「ティーリング1991ラムカスク Whisky Magazine Editor’s Choice」「ティーリング 2001シェリーカスク Whisky Magazine Editor’s Choice」などの3種を、世界に先駆けて当日の抽選で各1本ずつプレゼントする。

生産者たちと語り合うチャンス

スコットランド本国から来日するウイスキーの生産者たちと直接語り合えるチャンスも「ウイスキーライヴ・パーティ」の大きな魅力だ。今年もアラン蒸溜所のルイーザ・ヤング氏、ベリー・ブラザーズ&ラッドのルイージ・バルツィーニ氏、ベンリアック蒸溜所のダグラス・クック氏、キルホーマン蒸溜所のピーター・ウィルス氏らが来場者との交流を楽しみにしている。彼らだけではなく、会場では日本を代表するウイスキーメーカーの関係者たちにも会えるはずだ。

洗練されたホテルの空間で、ジャズやボサノバのライヴ演奏を聴きながら、パーティスタイルで上質なウイスキーが楽しめるのが「ウイスキーライヴ・パーティ」の醍醐味である。スタンダード入場券は前売り5,000円（当日は6,000円）で、テイスティングチケット20枚とテイスティンググラス1脚がついてくる。90種以上のウイスキーやウイスキーにぴったりのフードからお好みのものを選び、生産者や同好のウイスキーファンからとっておきの情報が聞けるかもしれない。希少なボトルのプレゼント抽選も楽しみだ。

ウイスキービギナーから愛好家まで、誰でも満足できる日本有数のウイスキーイベントが「ウイスキーライヴ・パーティ 2016」。この年に一度の機会をどうぞお見逃しなく。