RSSカテゴリ: 蒸溜所

広島初のシングルモルトウイスキーが生産開始【前半/全2回】

広島初のシングルモルトウイスキーが生産開始【前半/全2回】

July 2, 2018

注目のクラフト蒸溜所がまたひとつ。広島県で初めてのシングルモルトウイスキーづくりに乗り出したのは、古くからウイスキーにゆかりの深い老舗メーカーだった。中国醸造のSAKURAO DISTILLERYに初潜入する2回シリーズ。

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眠りから目覚めたグレンアラヒー【後半/全2回】

眠りから目覚めたグレンアラヒー【後半/全2回】

June 30, 2018

知将ビリー・ウォーカーが最後の大仕事と位置づけるグレンアラヒー蒸留所の再出発。ベンリアックを成功させた戦略的なウイスキーづくりとブランディングはもう動き出している。スペイサイドに新しいスターの登場だ。

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眠りから目覚めたグレンアラヒー【前半/全2回】

眠りから目覚めたグレンアラヒー【前半/全2回】

June 22, 2018

蒸溜所設計の第一人者、ウィリアム・デルメ=エヴァンズが手がけた最後の蒸留所。スペイサイドの中心で良質なモルトウイスキーを生産するグレンアラヒー蒸留所が、颯爽と表舞台にデビューする。仕掛け人は、元ベンリアックのビリー・ウォーカーだ。

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未来に向かうクラフトウイスキー【後半/全2回】

未来に向かうクラフトウイスキー【後半/全2回】

June 20, 2018

世界的な規制緩和の流れを追い風にして、次々と生まれる小規模なウイスキー蒸溜所。起業家精神は消費者の共感を呼び、業界全体の構造を変えてゆく。クラフトウイスキーのブームはまだまだ続く。

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未来に向かうクラフトウイスキー【前半/全2回】

未来に向かうクラフトウイスキー【前半/全2回】

June 18, 2018

小さな挑戦の連鎖が、世界的なブームへと発展したクラフトウイスキーの世界。蒸溜所の新設ラッシュが続くなか、新しいウイスキーづくりはどこへ向かうのだろうか。クリス・ミドルトンによる全2回のレポート。

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ボウモア蒸溜所長の流儀【後半/全2回】

ボウモア蒸溜所長の流儀【後半/全2回】

June 7, 2018

16歳から生産現場で働き続け、ボウモアのすべてを知り尽くしたデイビット・ターナー氏。スコッチ最古の貯蔵庫で熟成されたシングルモルトウイスキーを、現役の蒸溜所長とともに味わう。

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ボウモア蒸溜所長の流儀【前半/全2回】

ボウモア蒸溜所長の流儀【前半/全2回】

June 4, 2018

アイラ島のボウモア蒸溜所から、現役の蒸溜所長が来日した。デイビッド・ターナー氏の真摯な言葉に、揺るぎのない伝統のウイスキーづくりを学ぶ2回シリーズ。

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ローズバンクの復活【後半/全2回】

ローズバンクの復活【後半/全2回】

April 30, 2018

かつてのローランドの王と呼ばれたローズバンクは、3回蒸溜のエレガントな酒質で知られていた。そのシングルモルトを完璧に再現しながら、21世紀らしいアプローチで生産地のフォルカークを活性化する計画が本格的に動き出している。

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ローズバンクの復活【前半/全2回】

ローズバンクの復活【前半/全2回】

April 28, 2018

ローランドの象徴として愛されていたローズバンク蒸溜所が、閉鎖されてから約四半世紀が経つ。イアン・マクロード・ディスティラーズによる復興計画の内情を、ウイスキーマガジン編集長のロブ・アランソンがレポートする2回シリーズ。   文:ロブ・アランソン   何年も放置された建物。朽ち果てたようなにおい。サビと、緑青と、蜘蛛の巣に覆われた世界。過ぎ去った時代の象徴だったローズバンク蒸溜所だが、そこにはいつも希望の光があったようにも思う。 「ローランドの王」と呼ばれた蒸溜所を、かつての栄光に引き戻す。そんな計画を発表したイアン・マクロード・ディスティラーズは、復興への着手を前にして廃墟同然の蒸溜所に写真家を送り込んだ。1993年から人の営みが途絶え、母なる自然に支配されてきた蒸溜所のタイムカプセルを開けるためである。 撮影を依頼されたコンテイジャス社は、見事な光景を捉えてくれた。サビに侵食されたウォッシュバックの切り替え装置。冬の光を浴びて舞う貯蔵庫の埃。作業場の塗装は剥がれ、窓ガラスは割れている。このような光景に、どこかロマンチックなものを感じるウイスキーファンもいるだろう。だが再び時代は変わる。色褪せた栄光に、今また新しい命が吹き込まれようとしているのだ。 イアン・マクロード・ディスティラーズを創設したレナード・ラッセル氏は、ローズバンク復興計画の発表後に届いた反響の一端を明かしてくれた。 「フォルカークの住民のみなさんからも、たくさんのお祝いメッセージをいただきました。稼働していた頃の蒸溜所を懐かしんでくださる方も多く、蒸溜所で実際に働いていた方からもご連絡をいただきました。ウェブサイトにも大勢の方が登録済みです。復興計画の進捗をチェックしたり、将来の見通しに耳を傾けたり、非常に希少な原酒からつくったローズバンクの発売情報にも注目してくれるのはとても喜ばしいこと。かつての栄光を取り戻すという事業に、あらためて大きな責任を感じているところです」   ライバルは、かつてのローズバンク   ローズバンクは、かつて「ローランドの王」と呼ばれた人気銘柄だ。今は亡きウイスキー評論家のマイケル・ジャクソン氏が、「疑いもなく最高レベルのウイスキー」と評した品質でも知られている。ジャクソン氏は蒸溜所の閉鎖を「悲痛な損失」 と表現した。ローランド伝統の3回蒸溜から生み出される味わいについては、評論家のガヴィン・スミス氏も「これほどにエレガントで、フローラルで、アロマティックなウイスキーは他にない」と賞賛している。 ローズバンク復興に際しては、伝統的なローランドの特性をしっかり再現しなければならない。これはイアン・マクロード・ディスティラーズに託された大きな使命でもある。レナード・ラッセル氏は蒸溜所の旧オーナーであるディアジオと密接に連携を取り、残された記録からオリジナルの蒸溜所設備を再現。このプロセスについては、かなりの自信をうかがわせている。 「オリジナルの蒸溜所設備について知識を得られたのは本当に幸運でした。オリジナルのメーカーとは別のメーカーに設備の製造を依頼することも多いため、かつての生産体制を再現する上で役に立ったのです。有名な3回蒸溜と蛇管式のコンデンサーを駆使して、みなさんがご存じの『ローズバンク ローランド シングルモルト』を完璧に再現します。ライバルは、かつてのローズバンクのクラシックなスタイルと味わいです」 当時のディアジオが、蒸溜所を閉鎖した事情は理解できるとラッセル氏は語る。あの頃はシングルモルトの市場もまだ小さく、成長の機運も見られなかった。ウイスキー業界は慢性的な供給過剰の状態にあったのだ。 「スケールメリットを追求して大規模蒸溜所が統合を進め、その一方で中小の蒸溜所が操業中止や閉鎖に追い込まれた時代でした。幸いなことに、現在は再びシングルモルトの需要が成長し、本物の高品質が約束できるブランドを消費者は求めています。小規模な蒸溜所が脚光を浴びる時代が、またやってきました。だから3回蒸溜と蛇管式コンデンサーによって限られた量のウイスキーを生産するローズバンクでも、現在の消費者ニーズにしっかりと応えられるのです」 (つづく)    

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嘉之助蒸溜所でメローなウイスキーづくりが始動【後半/全2回】

嘉之助蒸溜所でメローなウイスキーづくりが始動【後半/全2回】

April 19, 2018

ジャパニーズウイスキーの未来を切り拓く嘉之助蒸溜所(小正醸造)のビジョンは明確だ。バラエティ豊かなスピリッツを生み出すユニークな生産体制は、これまでにない革新的なウイスキーづくりの可能性にあふれている。

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