TIBS2013 Bartenderインタビュー・1 耳塚史泰氏

February 20, 2013

Tokyoインターナショナル・バーショー +ウイスキーライヴ2013(TIBS2013)開催まであと2ヶ月。今回のゲストとなった4人のバーテンダーの方々へ行ったインタビューを4週連続でお届けする。第1回はジャパニーズ・ライジングスター、耳塚史泰氏へのインタビュー。

ウイスキーマガジン・ジャパン(以下WMJ)  IBA世界カクテル大会へのご出場、ならびにアフターディナーカクテル部門での優勝、おめでとうございます。実際に世界大会の舞台に立たれた感想はいかがでしたでしょうか?

耳塚氏  2011年の山田さんが優勝されたポーランド大会へ、私も同行させていただきました。その際の世界大会の雰囲気を掴んで、イメージトレーニングをしていたので緊張することはないと予測していましたが、いざ本番になってみると、国内の大会では感じたことのない独特の緊張感が湧いてきました。

WMJ  昨年もTIBSへフルーツカッティングでご登壇いただきましたが、そのときの印象をお聞かせ下さい。コンペティションとは違った演出でしたので、ご来場者様の反応も伝わってきたかと思いますが…。

耳塚氏  とにかく会場のお客様の多さに圧倒されましたが、皆さんに真剣に見ていただいたので、そのことが本当に嬉しく思えて、私自身、楽しんで演出できたと思います。

WMJ  今回のTIBSではライジングスターとしてご登壇いただきます。選ばれたご感想はいかがでしょうか?

耳塚氏  率直に申し上げまして、大変光栄に感じております。日本のBAR文化の素晴らしさ、楽しさを感じて頂けるよう精一杯頑張ります。

WMJ  ステージではどんなカクテルを製作されますか?

耳塚氏  毛利さんが食前酒的なカクテル(マティーニorハバナマティーニ)を製作されると思いますので、私は食後酒、世界大会のアフターディナー部門で発表したオリジナル「シャイニング・ブルーム」の製作を考えています。

WMJ   海外のライジングスターとして登場するジム・ミーハンさんはご存知でしょうか?もしご存知であれば、印象をお聞かせ下さい。

耳塚氏  ジムさんとは今回初めてお会いすることになります。Please Don’t Tellはぜひ一度お伺いしたいですね。独自のカクテルの世界観をお持ちと伺っており、お会い出来るのが楽しみです。

WMJ  レジェンドとして同じく銀座から毛利隆雄さんも登場されます。普段ご交流はされていますか?

耳塚氏  毛利さんは私がリトルスミスに入社以来、17年間お世話になっており、また薫陶を受け続けている大先輩です。

WMJ  では、毛利さんから学ばれたことはたくさんあるかと思いますが、特に大きなことは何でしょうか?

耳塚氏  毛利さんからの学びの中で一番痛感することは、カクテルに向き合う真摯な姿勢だったり、至高へのこだわり方だと思います。

WMJ  それではTIBSにご来場される方へ、どんな点を見ていただきたいか、普段バーでは見られないバーテンダーの所作など、チェックしておくと面白いポイントなどありましたらお聞かせ下さい。

耳塚氏  手や指先の使い方だけでなく、上体や腰の使い方を見ていただきたいと思います。あと、カクテルによって振り方・回数を大幅に変えたり、微妙に変えたりすることも面白いポイントだと思います。

WMJ  最後に、すでにチケットをお求めいただいたお客様、またまだご来場を迷っておられる方々へ、耳塚さんからのメッセージをお願い致します。

耳塚氏  BARはよく非日常的な場所と形容されますが、また同時に一日の終わりに「今日はいい日だったな」と感じることの出来る日常的な場所の一つだと思います。バーショーに来場されることで、沢山の方にそんな「粋」を感じて頂ければ私たちも嬉しいです。

WMJ  ありがとうございました。

 

耳塚史泰氏 略歴

1996年 リトルスミス入社
1999年~1年間、休職しカナダへ語学留学、帰国後リトルスミスに復帰
2011年 全国バーテンダー技能競技大会(金沢)で総合優勝
2012年 IBAワールドカクテルチャンピオンシップ(北京大会)
アフターディナーカクテル部門優勝 ベストテクニカル受賞

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