ワールド・ビア・アワード2015開催
ウイスキーマガジン発行元であるパラグラフ・パブリッシング社主催の、世界のビールを対象にしたコンペティションが今年も開催される。
世界各地のビールの中から「世界一のビール」を決めるワールド・ビア・アワード(WBA)。
ワールド・ウイスキー・アワード(WWA)を開催し、ウイスキーマガジン発行元でもある英国パラグラフ・パブリッシング社によるビールの世界的コンペティションだ。
WBAの審査は全てブラインドで行われ、4段階のステージから構成される。
ビール業界の評論家・専門家などが審査員となり、あらゆるスタイルのビールを公平・正当に評価するためのシステムをとっている。
アジア、アメリカ、ヨーロッパの各地域にて、カテゴリー内でさらに細かく分けられたスタイル別予選となる第1ステージを行う(例:ラガーカテゴリー内ではピルスナーやダークラガーなどのスタイルに分けられる)。ここで勝ち残ったビールは地域別のベストスタイル受賞となり、第2ステージに進む。アジア地区の場合は、日本にて審査を行う。
第2ステージでは、英国にて各地域から勝ち進んできたベストスタイルビールを競わせる。ここでワールドベスト・スタイルが決定、第3ステージへ進出となる。
第3ステージではワールドベスト・スタイルをカテゴリーごとに審査、そこで最終的に各ワールドベスト・カテゴリーが決定。
さらに第4ステージでは、8つのカテゴリー別ワールドベストを総合的に審査、ついに世界ナンバーワンが選ばれるのである。
昨年のWBA2014では、残念ながら日本からワールドベスト・カテゴリー入賞ビールは誕生しなかったが、ワールドベスト・スタイルを勝ち取ったアジア・オセアニア地区のビールは7銘柄(詳細はこちら)。WBA2013ではワールドベスト・フレーバードビールに「わらび座 田沢湖ビール ラオホ」(写真左)、ワールドベスト・スタウト&ポーターに「箕面ビール インペリアルスタウト」(同右)が輝いている。
現在、世界各地のブルワリーからのエントリーを各地域の運営組織にて受け付けている。日本はアジア・オセアニア地域に属し、ウイスキーマガジン・ジャパンを運営する株式会社ドリンクス・メディア・ジャパンが窓口となっている。
本年は世界のビールマーケットの中で、日本のビールがどのような活躍を見せるかに期待がかかる。結果発表は9月下旬を予定しているので、ビールファンの皆様には楽しみお待ちいただきたい。
また、ビール造りに携わり、出品についてご興味のある方は info@drinksmedia.jp までお問い合わせを。あなたのビールを世界に飛び立たせる大きなきっかけとなるだろう。
「ワールド・ビア・アワード」詳細(英国本部サイト)はこちら。