「ジムビーム ディスティラーズ マスターピース」発売

February 23, 2015

 1月28日に行われた「ジムビーム」戦略説明会にて、ジムビームの限定品「ジムビーム ディスティラーズ マスターピース」が発表された。

昨年、アメリカ「ビーム社」を買収し「ビームサントリー(以下BSI社)」として新たなスタートを切ったサントリー。サントリー酒類株式会社は今年1月1日よりサントリースピリッツ株式会社と社名も変更し、新体制でウイスキー事業に挑んでいる。

特に世界ナンバーワンバーボンである「ジムビーム」の展開は目覚ましい。昨年8月に期間限定でオープンした「JIM BEAM BAR」は大盛況。レオナルド・ディカプリオを起用したCMに引き続き、昨年末から放送されているタレントのローラさんのCMは皆さんも目にしていることだろう。
これらの展開によって、これまで“古臭い”“無骨な”イメージがあったバーボンが、スタイリッシュでスマートな飲み物と変貌を遂げた。特にローラさんのCMでは、これまでウイスキーを飲んでいなかった層にも「バーボン」という言葉を浸透させ、クールなイメージで好評を博している。

今回開かれた説明会では、現在世界中に広がる「バーボンルネッサンス」の波を紹介すべくBSI社チーフ・マーケティング・オフィサー ケビン・ジョージ氏、マスターディスティラー フレッド・ノウ氏が来日。
ジョージ氏は「BSI社は世界のバーボン市場の52%のシェアを有する。年平均で成長率6%、世界のトップ7バーボンのうち3アイテムはBSI社のブランド」と説明。日本以外ではイメージキャラクターに女優のミラ・クニスを起用しており「ジムビームは世界120ヶ国で愛飲され、特に若年層にミキサビリティに富むスピリッツとして支持されている。角瓶のハイボールと同様、ジムビームシトラスハイボールも楽しんでほしい」と語った。

フレッド・ノウ氏は「私はビーム家の7代目マスターディスティラーであり、サントリーと同じファミリービジネスを継承している。父のブッカー・ノウはスモールバッチバーボンの再興を果たし、下火になったバーボンカテゴリーの復活を成し遂げた。現在日本ではクラフトバーボンとして『ベイゼル・ヘイデン』『ノブ・クリーク』『ベイカーズ』『ブッカーズ』をリリースしている」と、さらにバーボンを楽しみたいユーザーへプレミアムクラスのバーボンを紹介する。
さらにジムビームの最高峰となる「ジムビーム ディスティラーズ マスターピース」を発表。
こちらはバーボンには非常に珍しいシェリー樽、しかも甘口のペドロヒメネス樽で後熟させた10年以上の熟成原酒を使用。アルコール度数は100プルーフ(50%)。高級感あふれるボトルに手作業でリボンを巻き、木箱にセットされている。まさにマスターディスティラーの知識と技術の結晶、マスターピース(傑作)という名にふさわしいボトルだ。
さらにノウ氏は「このリリースはサントリーのバーボンの中で最も高級なバーボンである。日本でのプレミアムバーボンの発展に期待している」と語った。

その後、ステージは一転して華やかな雰囲気に包まれる…ローラさんによるジムビームの「クールバーボン」の世界観を表現したショーが行われた。
CM同様のクラッシュアイスをイメージしたミニドレスを纏ったローラさんが、ジムビームのボトルが並ぶランウェイに登場。
バーカウンターではジムビームを使用した「シトラスビームハイボール」で乾杯した。
英語で進められたトークセッションでは、普段のローラさんとはまた別の魅力の、クールな表情と大人の女性の仕草で会場内を魅了した。

さらに今回、全国初となる直営パイロットショップ「JIM BEAM BAR」を3月4日に開業予定の商業施設「エキマルシェ新大阪」に出店することも発表された。
ジムビームをフードと合わせて気軽に楽しめ、バーボンの新たな魅力が体験できる場としてオープンするとのこと。JR新大阪駅構内のスペースとなるため、移動の途中や待ち合わせなどにも便利。期間限定ではないので、新大阪駅に立ち寄る際は足を運んでみてはいかがだろうか。

カジュアルに楽しめる「シトラスビームハイボール」と職人の魂が込められた「クラフトバーボン」、どちらも普段はスコッチ派、ジャパニーズ派という方にもお試しいただきたい。
すでにジムビームをマイブランドとして楽しんでいる方には、思い切って究極のマスターピース、あるいはブッカーズなどのプレミアムバーボンへのステップアップもお勧めだ。
魅力的なバーボンはあなたのウイスキーの世界を大きく広げるはず…バーボンの新時代が体感できること請け合いだ。

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