東京の六本木ヒルズに、ハイボールの新しいスタイルを提案する「ブラックニッカ ジャーハイBAR」が期間限定オープンしている。さっそく来店したのは、俳優の溝端淳平さんと岡本玲さん。ハイボール好きの2人が感激した「ジャーハイ」の魅力とは?

文:WMJ

 

おなじみのウイスキーブランド「ブラックニッカ」が、六本木ヒルズで期間限定の「ブラックニッカ ジャーハイBAR」をオープンした。同店で提供するドリンクは、ジャー(ガラス製の広口瓶)で「ブラックニッカ」にハーブ、スパイス、フルーツなどを仕込み、ソーダで割った「ジャーハイボール」。通称「ジャーハイ」だ。飲むときはオリジナル容器「ジャーハイジャッキ」で楽しむという、新しいスタイルのハイボールである。爽やかな内装の店舗に、連れ立って現れたのは溝端淳平さんと岡本玲さん。ともにハイボールが大好きな若手の人気俳優だ。お酒談義で盛り上がりながら、「ジャーハイ」の仕込み体験が始まった。

広口の「ジャー」はたっぷりボトル1本分が入るサイズ。溝端淳平さんと岡本玲さんも、自宅で簡単に仕込める「ジャーハイ」の魅力に驚いた。

水洗いした大葉を手で叩き、漂う香りにうっとりしながら「ブラックニッカ クリア」を注ぐ溝端さん。岡本さんはドライブルーベリーを「ブラックニッカ リッチブレンド」に仕込む。あとは直射日光を避けて冷暗所で出来上がりを待てば仕込み完了。あらかじめ用意された完成品をソーダで割って、ハイボールができた。
清涼な大葉とクリアなウイスキーがマッチした「大葉 クリアジャーハイ」を飲んだ岡本さんが一言。

「ウイスキー本来の味と、上品な大葉の香りがちょうどいいバランスでマッチしています。甘くないので、食も進みそうなハイボールですね。こんなに簡単に作れるなんてびっくりしました!」

一方の溝端さんは「ドライブルーベリー リッチジャーハイ」を味わう。こちらはブルーベリーの甘酸っぱい風味と、シェリー樽原酒をブレンドした芳醇なウイスキーの組み合わせだ。
「自然な果実の風味は感じるのに甘くない。これは本当に画期的ですね。甘いお酒を飲まない男性の方にもおすすめできます!」

消費者のニーズに応えた新しいスタイル

抽出時間は素材によって異なる。それぞれの素材とウイスキーの特性をマッチさせたハイボールを作れるのが魅力だ。

2人が味わった「ジャーハイ」は、オレンジピール、ドライマンゴーなどのドライフルーツ、バジルや和山椒といった香り豊かな素材を「ブラックニッカ」ブランドのウイスキーに数時間から1日強仕込み、それを炭酸で割ったハイボールだ。
開発したのは、アサヒビールの酒類技術研究所とニッカウヰスキーのブレンダー室。「ブラックニッカ」ブランドの<クリア><リッチブレンド><ディープブレンド>それぞれのウイスキーの香りや味わいに最も合う素材を選定し、浸漬時間などの試行錯誤を重ねてレシピを構築した。

素材を仕込む際に砂糖を加えないのも特徴である。これによってウイスキーの味わいと素材の香りを両立させ、スッキリと飲み飽きしない味わいに仕上がるのだ。
アサヒビールの黒木誠也マーケティング本部長によると、この「ジャーハイ」は消費者の新しいニーズに対応したものだという。

「フレーバーを加えたハイボールへのニーズが高まっていますが、甘口のアレンジは食事に合わせにくいという声もありました。ハイボールらしい爽快感はそのままに、一手間をかけた手作り感やこだわりを表現したのが『ジャーハイ』です」
ニッカウヰスキーの佐久間正チーフブレンダーも、「ジャーハイ」の魅力に自信を持っている。

風味は豊かなのに甘くない。だからさまざまなフードにも相性はぴったりだ。手作り感満載のハイボールは楽しみ方も無限である。

「ウイスキーに直接果汁を搾ると、美味しさとともに渋味や苦味も入ってしまうことがあります。漬け込むことで香りだけをうまく引き出せるのがジャーハイの魅力。私たちの提案に限らず、ハーブ、ドライフルーツなどでご自由に試してみてください」

甘くないハイボールは、もちろん食事との相性もバッチリだ。「ブラックニッカ ジャーハイBAR」では、6種類の「ジャーハイ」に合うオリジナルフードメニュー6種類を提供している。

また店内では「MYジャーハイキット!」(「ジャーハイジョッキ」「漬込みボトル300ml」「ジャーハイレシピ(6種類)」のセット)も販売しているので、自宅で「ジャーハイ」を楽しみたいクリエイティブな方にはぜひトライしていただきたい。
「ブラックニッカ ジャーハイBAR」終了後は、日本国内の飲食店に向けた「ジャーハイ」の展開も始まる予定だ。ハイボールがますます美味しい季節に、新しいスタイルを体験してみよう。