カテゴリ: テクノロジー
3回目の蒸溜で起こること
ポットスチルを用いたウイスキーの蒸溜行程には、大きく分けて2回蒸溜と3回蒸溜の2種類がある。コストも時間もかかる3回目の蒸溜をおこなう理由は? 創業以来3回蒸溜を採用している蒸溜所に訊いてみよう。
ポットスチルの形状が語ること【後半/全2回】
ポットスチルの形状論は続く。形状やサイズのバリエーションは、スピリッツにどんな影響を及ぼすのか? スチルの性能を引き出しながら、一貫したフレーバーを得る方法は? ウイスキーのプロフェッショナルたちが数々の疑問に答える。
ポットスチルの形状が語ること【前半/全2回】
ポットスチルの形状やサイズには、さまざまなタイプがある。蒸溜所ごとの違いに注目しながら、イアン・ウィズニウスキがスチルの形状と風味の関連を解き明かす2回シリーズ。
シェリー樽熟成がモルトウイスキーに与える影響
モルトウイスキーに、魅力的なフルーツ香を授けてくれるシェリー樽熟成。実際にはどんな条件下で、どんな効果がもたらされるのだろうか。理論派ジャーナリストのイアン・ウィズニウスキがメカニズムを解説。
熟成で最初の3年間に起こること
スコッチウイスキーの熟成年が、最低3年間と決められているのには科学的な根拠があるという。それでは樽入れされたスピリッツに、最初の3年間でどんな変化が起こっているのだろう。イアン・ウィズニウスキが熟成初期のメカニズムを解剖する。
20世紀のスコッチ広告(3) シングルモルトの歴史
スコッチウイスキー業界の歴史を、広告の変遷から読み解くシリーズの最終回。シングルモルトというジャンルは、どのように確立されてきたのか。昨今の消費者とメーカーの駆け引きから、意外な事実が明らかになる。
プレート式熱交換器のはたらき
ウイスキーづくりは、大量な熱エネルギーを必要とする。ポットスチルの熱効率を最適化し、ウイスキー蒸溜で重要な役割を果たすのがプレート式熱交換器。この脇役的な装置に、イアン・ウィズニウスキがスポットを当てる。
スコッチウイスキーの大麦品種
モルトウイスキーには、実にさまざまな風味がある。だが出発点はどれも大麦麦芽(モルト)と決まっている。スコッチウイスキーのメーカーが使用している大麦品種や栽培の実態ついて、イアン・ウィズニウスキが解説。
20世紀のスコッチ広告(2) 禁酒運動と大戦のはざまで
ユニークな広告戦略で市場を開拓するスコッチ業界に、次々と難題が降りかかる。禁酒運動に抵抗し、戦時にも活路を見出した激動の20世紀を、古いウイスキー広告から振り返ってみよう。
精溜器のはたらき
ポットスチルからライパイプに送り込まれる蒸気を冷やすことで、風味成分の構成に影響を与える精溜器。あまり知られていないそのはたらきを、スコッチ界きっての理論派イアン・ウイズニウスキが解説する。